画像電子学会研究会講演予稿
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Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第296回研究会講演予稿
セッションID: 20-03-097
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お絵描きプロジェクションマッピングについての研究
*一重 元希石川 知一
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録

プロジェクションマッピングとは,CG などコンピュータで作成した動画像とプロジェクター等の映写機器を用い,現実世界の立体物に映像を映し,音と同期させることもある技術のことである。絵を描いている最中にも自分の絵がすぐにスキャンされ,自分の描いている絵が立体的になるようにCG 映像を投影できれば,平面にお絵描きをしているだけなのに,自分で3D の絵を描いているような感覚になることができ,プロジェクションマッピングとしても,お絵描きとしても今まで体験したことがなく,より直観的で新しい体験ができると考えた。そこで我々は,自由にお絵描きをした絵に立体感のあるプロジェクションマッピングを施すことを考えた。 実験ではホワイトボードに描いた絵に画像処理,三次元CG 処理を行ったものをプロジェクターで投影し,正しく処理されているか,投影されているかの確認を行った。実験のときに生じた,投影した光のせいで読み取る画像の色合いが変わってしまい,2 回目以降の投影処理が正しく処理されない問題の解決策とその解決策の実装,解決策が正しかったかどうかの議論を行った。

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