主催: 一般社団法人画像電子学会
共催: 一般社団法人映像情報メディア学会, 一般社団法人芸術科学会, 公益財団法人画像情報教育研究会(CG-ARTS)
会議名: 画像電子学会第300回研究会講演予稿
回次: 300
開催地: オンライン開催
開催日: 2022/03/08 -
3DCG におけるセルルックキャラクタの動作に従来の 3D 手法を用いる場合,外見の 2D 性との次元差異により違和感が生じる.そこで,セルアニメ制作技法に基づき,モーションキャプチャデータから,3D 性を緩和した動作を生成する手法を提案する.セルアニメは,中割りとよばれる手法を用い,動作の省略や速さの強調を行うことで,現実動作とは異なる質感をもたらしている.これをふまえ,本手法ではモーションキャプチャデータの速さ分布に注目し,ポーズ描画枚数を減らすことで余剰な動作を省略しながら,中割りによる効果を実現するのに最も効果的なポーズを選択し,セルアニメらしい動作を再現する.