風工学研究論文集
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片持ち矩形柱を用いた磁歪式流力振動発電デバイスの振動特性とスプリッタープレートの影響
島 卓真木綿 隆弘濵野 雄仁竹内 聡太朗上野 敏幸
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2022 年 27 巻 p. 245-254

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抄録

本研究では、片持ち矩形柱を用いた磁歪式流力振動発電デバイスの開発に向けて風洞実験を行った。断面辺長比が0.2,0.3,0.4,0.5,1.0矩形柱について、断面辺長比と矩形柱後方に設置したスプリッタープレートの隙間間隔が振動応答特性と発電特性に与える影響について調査した。スプリッタープレートが無い場合、断面辺長比0.2,0.3,0.4,0.5矩形柱では、振動開始流速が低速ギャロッピングにより断面辺長比1.0矩形柱に比べて低下した。スプリッタープレートがある場合、ギャップ比が0.2の場合では、高速ギャロッピングにより流速が増加するにつれて振動振幅も大きくなった。一方、ギャップ比が1.2の場合は振動開始風速も低く、高流速域で振動が停止したため安全に発電できる。

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