抄録
3次元流れ場に対してパーシステントホモロジー(PH)を適用しての風の道抽出法を提案した。手順は次の3ステップからなる。1)3次元数値流体力学(CFD)で得られたデータに2種類の大きさの空間フィルタを用いて局所風速と周辺の平均風速との風速比を算出する。この風速比が大きな領域は風が通りやすいと考えられる。2)次に3次元データの風速比に対してPHを適用して2次元のパーシステント図(PD)に変換し、流れ場の特性を把握する。3)最後に、PD内でlife-timeの長い領域を風の道として可視化する。さらに、都市沿岸部を例として、提案した手法により可視化した風の道と、都のガイドラインが示す風の道を比較した。