西部造船会々報
第98回西部造船会例会(西部造船会々報 第98号)
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動的問題の有限要素解析におけるメッシュ更新に関する研究
北村 充信川 寿
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p. 13

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抄録

動的問題においては, 有限要素法により得られる変位や加速度の分布と同様に, 事後誤差分布もタイムステップの進行と共に変化する。有限要素解析と並行して, 事後誤差ノルムを予測し, その大きさにしたがったメッシュ更新を行うことにより, 動的有限要素解析の精度向上を検討した。動的有限要素解析と並行して事後誤差評価を行い, 最も高い事後誤差を有するブロックを選定したが, 誤差が高いと考えられる加速度ピークを有するポイントとよい一致が得られた。また, 高い事後誤差ノルムを有するブロックを細分割することにより, メッシュ更新を行ったが, 少ない自由度数でも高い精度を有する有限要素解析を実現できることが示された。

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© 1999 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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