米国では過去において有害廃棄物が不適切に処分されたり, 投棄されたサイトが人の健康や環境に重大な影響を及ぼすという危険性が指摘されている。スーパーファンド法は, こうした有害物質を含むサイトを浄化することを目的として1980年に制定された。以来, 再授権を認める改正法が制定されている。環境保護庁はスーパーファンンド法に基づき, サイトの浄化対策を効率的に実施していく責務を負っている。その一環として, 環境保護庁は汚染されたサイトの浄化技術を開発し, 普及していくためのSITEプログラムを実施している。ここでは, スーパーファンドプログラムの概要とSITEプログラムの内容を紹介した。