廃棄物学会誌
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埋立跡地利用と環境保全
木下 正明
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1993 年 4 巻 1 号 p. 47-54

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抄録

最終処分場の跡地管理は埋立跡地における土壌汚染の防止, 埋立跡地に起因する地下水や大気の汚染等の環境汚染の防止の見地から非常に重要なテーマである。
このため, 環境庁では1987年から学識経験者による検討委員会の意見を参考にしながら, 5年計画の調査を実施した。同調査によらて, 長期にわたる跡地のモニタリング方法のあり方や最終処分場の閉鎖の際の基準や跡地を再利用する場合の配慮事項の3つの事項について知見が得られた。また, 同調査はこれらがガイドラインとして活用されることを期待している。最終処分場の跡地の管理が, 今後更に適切なものになるためには, 適切な維持管理のあり方や利用可能な技術の検討が必要であり, また, 土壌回復事業の費用を誰が負担すべきかということについても制度的な検討が必要である。

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© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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