研究紀要 Works Review
Online ISSN : 2435-0699
上司の不適切な仕事の振り方が部署の業績や部下の成長に与える影響
萩原 牧子
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2015 年 10 巻 9 号 p. 1-10

詳細
抄録
本稿では,「些末なことにこだわり仕事量を増やす」「部下に思いつきの仕事を指示する」といった一見すると不適切に思える上司の仕事の振り方が,部署の業績や部下の成長に与える影響について検証した。分析の結果,単独ではマイナスの効果となるこれらの仕事の振り方は,上司のふだんの指導タイプ(PMの組み合わせ)と組み合わさると,そのマイナスの効果がほとんど見出されないことが明らかになった。不適切な仕事を振ることによる効果は,上司のふだんの指導タイプによって再解釈される可能性がある。
著者関連情報
© 2015 株式会社リクルート リクルートワークス研究所
feedback
Top