研究紀要 Works Review
Online ISSN : 2435-0699
「良質な流動化」は生まれているか
―転職から労働市場の構造変化を探る―
豊田 義博小泉 静子
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2007 年 2 巻 3 号 p. 1-14

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抄録
転職率は近年増加し労働市場の質的変化を窺わせているが,現在の流動化の進展は「格差」の拡大,あるいは固定化を促しているのではないか,という指摘が少なくない。そこで,ワークス研究所の定期基幹調査・ワーキングパーソン調査を活用して,2002年から2006年にかけて転職市場がどのように変化しているかを分析した。その結果,年齢,企業規模,就業形態といった転職の壁=労働市場の二重構造が崩れていく兆しが見えてきた。
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© 2007 株式会社リクルート リクルートワークス研究所
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