X線分析の進歩
Online ISSN : 2758-3651
Print ISSN : 0911-7806
装置計測
移動物体に対応した蛍光X線イメージング装置の開発と特性評価
淵田 知希浦田 泰成松山 嗣史村上 昌史吉田 幸彦植田 昭彦町田 昌彦佐々木 紀樹辻 幸一
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2022 年 53 巻 p. 77-87

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抄録

蛍光X線(XRF:X-ray fluorescence)分析法はX線を試料に照射し,発生した蛍光X線を検出することで試料の元素分析を行う手法である.試料を走査しながら連続的なXRF分析を行うことで,二次元の元素分布像の取得が可能である.本研究では,ベルトコンベア上を連続的に移動する試料に対して,二次元の元素分布像を迅速に取得するためのXRF分析装置を開発した.元素分布像の測定は,X線を広範囲に照射したベルトコンベアを横切る方向に,コリメーターを取り付けた検出器を走査することにより実施し,この方法における試料や検出器の移動方向の空間分解能や検出限界を検証した.また,2種類の金属試料について同時に元素分布像を測定し,開発した装置により多元素同時イメージングが実施できることを実証した.

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© 2022 公益社団法人日本分析化学会 X線分析研究懇談会
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