JA山口厚生連小郡第一総合病院 消化器内科
2023 年 72 巻 3 号 p. 123-126
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症例は70代男性.糖尿病・高血圧・心房細動などで当院糖尿病内科へ定期通院していた.下血で当院へ救急搬送され,緊急上部消化管内視鏡検査を行ったところ,胃過形成ポリープからの出血が認められた.クリップによる止血を行い,次の日に内視鏡的粘膜切除術(EMR)による切除を行ったところ,病理組織結果は胃過形成性ポリープ由来の早期胃癌であった.胃過形成性ポリープの大量出血では,正確な病理診断を行うことができる方法で止血処置を行うことが重要である.
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