山口医学
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原著
当科におけるENoG(Electroneurography)を施行した顔面神経麻痺症例の検討
下郡 博明藤村 梢
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2025 年 74 巻 1 号 p. 35-39

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抄録

 当科で2021年1月から2024年3月まで末梢性顔面神経麻痺の予後診断としてENoG(Electroneurography)を施行した症例で経過が追えた22例に対してENoG値と治癒までの期間の関係について検討した.また,初診時の耳痛,アブミ骨筋反射(stapedial reflex:SR)の有無,高血圧症,糖尿病合併の有無がENoG値,治癒までの期間に与える影響について検討した.耳痛,SRの有無,高血圧症,糖尿病合併の有無とENoG値(%)の平均,治癒までの期間(日数)の平均との関係に統計学的に有意差は認めなかった.またENoG値と治癒までの期間との間には統計学上有意な相関が認められた(r=-0.47197, n=22, p=0.0255).今回の検討では,ENoGで20%以上であれば発症から2ヵ月を目安に回復することが分かった.

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