山口医学
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原著
非挿管状態の救急患者に使用した歯ブラシに付着した細菌数の実態~口腔用ジェルと洗口液使用による汚染度の比較~
田戸 朝美村上 智恵相楽 章江山中 聖美岩本 裕子小嶋 慶子
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2025 年 74 巻 2 号 p. 69-75

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抄録
 本研究の目的は,非挿管状態の救急患者に使用した歯ブラシに付着した細菌数の実態を明らかにすることである.非挿管状態の救急患者27名を対象とした.患者のADLの状況に応じて,看護師が口腔用ジェルを用いて口腔ケアを行う群をジェル群,患者自身が洗口液を用いて口腔ケアを行う群を対照群とした.測定項目は,歯ブラシの汚染度として歯ブラシ中の細菌レベルとアデノシン三リン酸(Adenosine tri-phosphate:ATP)値を,口腔ケア前,ブラッシング後,歯ブラシ洗浄後,歯ブラシ乾燥後時点の4時点で測定した.  結果として,ATP値では交互作用を認めた(F値10.3, p=0.002).ブラッシング後のATP値は,対照群111,683±68,311RLUで,ジェル群60,786±48,960RLUよりも有意に高かった(p=0.003).歯ブラシ洗浄後のATP値は,対照群297±582RLUでジェル群924±1,098RLUよりも有意に低かった(p=0.004).歯ブラシ乾燥後のATP値は,対照群42±48RLUジェル群48±54RLUで両群とも清浄が保たれていた.
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© 2025 山口大学医学会
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