日本腰痛学会雑誌
Online ISSN : 1882-1863
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特集 作業関連性 (職業性) 腰痛2006
作業関連性腰痛への国際的取組みとわが国の現状
高橋 和久
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2006 年 12 巻 1 号 p. 29-33

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抄録
作業関連性腰痛 (職業性腰痛) は, 欧米のみならずわが国においても, 就業者個人および社会にとって重大問題である. 多くの研究により, その発症には身体的因子のみでなく, 心理社会的因子が関与することが示されている. 本症に対しては, 腰痛発症のメカニズムの解明, 腰痛予防のための作業環境の整備, 作業内容やスケジュールの調整, 就労者の心理社会的面を考慮した腰痛の重症化や慢性化の予防, 慢性腰痛に対する有効な治療法の開発などが大切である.
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© 2006 日本腰痛学会
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