東京農工大学農学部, 獣医学科
1976 年 13 巻 3 号 p. 121-127
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幼若な二次SPF豚を使用した豚回虫感染虫卵の経口投与により, 豚回虫幼虫症を人工的に発症せしめた。本実験から以下の二つの問題点が見出された。1) 感染仔虫の体内移行により, 肺病変を中心とした重篤な臨症症状が発現し, 成長の遅延が目立ち, 死亡するものもあらわれた。2) 豚回虫に感染経験のあるブタの場合, 経験のないブタに比較して感染仔虫の体内移行による臨床症状は軽く, 肺における組織反応は顕著であった。
日本養豚学会誌
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