日本養豚研究会誌
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豚の消化率の消長
森 淳長野 錬太郎姫野 健太郎高橋 正也
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1968 年 5 巻 3 号 p. 107-111

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抄録

バークシヤー種とランドレース種の雌それぞれ同腹4頭, 計8頭について生後70日より30日間隔で5回, 夏季と冬季について消化試験をおこない, 品種, 日令, 季節の相違が消化率におよぼす影響を調べた。
(1) バークシヤー種とランドレース種との間には所定の飼料を用いた場合, 同一季節, 同一日令のレベルにおいては消化率に差は認められなかった。
(2) 日令との関係は, 日令が進むにともない各成分とも消化率は上昇するが, 粗蛋白質, 粗脂肪の消化率の上昇が大で, 可溶無窒素物, 有機物のそれは小であった。粗繊維は一定しなかった。日令差がDCPとTDNにおよぼす影響は, 前者が大であり, 後者が小であった。
(3) 季節別の消化率におよぼす影響については, 暑熱, 寒冷ともに消化率を低下させた。

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