日本養豚研究会誌
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5 巻, 3 号
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  • 森 淳, 長野 錬太郎, 姫野 健太郎, 高橋 正也
    1968 年 5 巻 3 号 p. 107-111
    発行日: 1968/12/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    バークシヤー種とランドレース種の雌それぞれ同腹4頭, 計8頭について生後70日より30日間隔で5回, 夏季と冬季について消化試験をおこない, 品種, 日令, 季節の相違が消化率におよぼす影響を調べた。
    (1) バークシヤー種とランドレース種との間には所定の飼料を用いた場合, 同一季節, 同一日令のレベルにおいては消化率に差は認められなかった。
    (2) 日令との関係は, 日令が進むにともない各成分とも消化率は上昇するが, 粗蛋白質, 粗脂肪の消化率の上昇が大で, 可溶無窒素物, 有機物のそれは小であった。粗繊維は一定しなかった。日令差がDCPとTDNにおよぼす影響は, 前者が大であり, 後者が小であった。
    (3) 季節別の消化率におよぼす影響については, 暑熱, 寒冷ともに消化率を低下させた。
  • 長野 錬太郎, 森 淳, 姫野 健太郎
    1968 年 5 巻 3 号 p. 112-118
    発行日: 1968/12/31
    公開日: 2011/11/21
    ジャーナル フリー
    異品種を混飼して肉豚を育成する場合, 両品種による競合が生産能力にどの種度の影響を与えるかについて知見を得た。
    1) 実験IにおいてはL標準区 (1.26m2/頭), L, YL混飼養標準区, L密飼区 (0.7m2/頭), L, YL混飼養密飼区の4区を設け試験した結果, L標準区の発育が最もすぐれ, ついでL飼養密飼区であった。またLの単品種飼養区のLとYL混飼養区のLでは前者がすぐれていた。
    2) 実験IIおいてはL密飼区 (0.7m2/頭), L, YL混飼養密飼区 (0.7m2/頭), YL密飼区 (0.7m2/頭) の3区について試験した結果, 発育はL密飼区が最もすぐれ, ついでYL密飼区, 混飼養区の順であった。混飼養区のLおよびYLはそれぞ対照のL, YLより発育が劣りとくにYLはその差が大であった。
    3) 実験I, IIを通じ, 混飼による影響は試験前期において顕著であった。
    4) したがって, 肉豚育成に際しては可能な限り混飼を避けることが望ましい。
  • I 豚精液および精漿の抗原系の追求
    安田 泰久, 丸山 淳一, 丹羽 太左衛門
    1968 年 5 巻 3 号 p. 119-125
    発行日: 1968/12/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚精液および精漿で家兎を免疫して, それに対して産生した抗体を用いて, 精液および精漿の抗原系の追求を行なった。
    1) 沈降素抗体価は, 免疫後1週目から精液および精漿の抗体産生が認められ, 2週目においては10:1×29以上の抗体価を示した。また, 精液は精漿よりも抗原性の高いことが認められた。
    2) OUCHTERLONY 法で抗原系を検討した。
    a. Landrace 種と Yorkshire 種において, 精液には抗原系の差が認められなかった。しかし, 精漿においては沈降線の出現部位と出現時間に差が認められた。
    b. 精液の分離時において各々の遠心速度によって得た精漿の抗原系には差が認められなかった。
    c. 雄性生殖腺液の抗原系において, 精巣上体精液の抗原系は弱く, 数も少なかった。しかし, 精のう液の抗原系は強く, 抗原系の数も多いことが認められた。
    豚精液の主要な抗原成分は精のう液に由来するものと考えられる。
  • 1968 年 5 巻 3 号 p. 127-160
    発行日: 1968/12/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1968 年 5 巻 3 号 p. 162
    発行日: 1968/12/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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