日本惑星科学会誌遊星人
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『月惑星探査の来る10年』検討・第三段階報告 : パブリックコメント
並木 則行小林 直樹出村 裕英大槻 圭史
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2015 年 24 巻 2 号 p. 92-101

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抄録
『月惑星探査の来たる10年』検討では第三段階で3つのミッションコンセプト案をとりまとめ,各ミッションコンセプト案を第三段階委員会のレビューとパブリックコメントの集約という2通りの方法で評価した.本稿ではパブリックコメントの集約結果を報告する.評価の規準は(1)科学目標の重要性,(2)技術的実現性,(3)資金概算,(4)システム成立性,(5)スケジュール,(6)体制,という五項目である.多くのコメント提供者は(1),(2)については多様な意見を提示しているが,(3)〜(6)については経験の不十分さから評価することの困難を述べている.惑星科学コミュニティは今後も同様なトレーニングを繰り返すことで,宇宙探査の実現のための実力を養成する必要があるだろう.
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© 2015 日本惑星科学会
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