日本惑星科学会誌遊星人
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みんなでふたたび木星へ,そして氷衛星へ その7 〜木星系氷衛星探査機JUICE,日本からの参加の経緯と現状〜
齋藤 義文 関根 康人JUICE-Japanチーム
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2023 年 32 巻 3 号 p. 222-225

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抄録

木星系氷衛星探査計画JUpiter ICy moons Explorer—JUICEは2023年4月に無事打ち上がり,その後搭載機器の初期チェックが実施された.これまでにJUICE探査機は,NECP (Near Easy Commissioning Phase)に予定していた作業の実施を完了しこれからCruising Phaseに入るところである.日本が参加している搭載観測装置であるRPWI, PEP/JNA, GALA, SWI, JMAG, JANUSに関しても,ここまでの初期チェックの結果はほぼ良好である.本稿では,JUICE-JAPAN所内プロジェクトがスタートしてから現在までの経緯と,日本が参加している機器を含む初期チェックの現状についてその概要を述べることにする.

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