海洋音響学会誌
Online ISSN : 1881-6819
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ISSN-L : 0916-5835
26 巻 , 2 号
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  • 金田 章, 武捨 貴昭
    1999 年 26 巻 2 号 p. 89-96
    発行日: 1999/04/01
    公開日: 2011/08/16
    ジャーナル フリー
    本論文では, 境界要素法 (BEM) により求められる伝達関数を用いて水中目標からの過渡音反射波を推定するための数値計算法を提案する。この方法を用いることにより, 薄いゴム層で覆われた水中の剛体球から反射される4種類の過渡信号について反射波を推定した。
  • 倉本 和興, 老松 建成, 桑原 信也, 山口 静馬
    1999 年 26 巻 2 号 p. 97-106
    発行日: 1999/04/01
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    水中のダイバーに対する音声伝送の研究の一環として, 水中で発せられた音がどの方向から伝搬してきたか, どの程度まで聴き分けられるかという, ヒトの水中における方向弁別能力をプールでの聴取実験を行うことによって調べた。その結果, 水中においてヒトは, 予想以上に方向弁別の能力のあることが明らかとなった。また, 最小可聴角度 (Minimum Audible Angle : MAA) の値は, 大気中に比べて1桁程度増大するものの, 方位角に対する全体の傾向は大気中の場合と同様であるのが分かった。次に, 水中での聴覚が主に頭蓋骨などの骨伝導によることから, 簡単な音の伝搬モデルを仮定し, 水中におけるヒトの方向弁別メカニズムについて考察した。その結果, 水中での時間差弁別閾Δtthは, 可聴周波数の範囲にわたってほぼ一定の値を示し, しかもその値は大気中の1300Hz以下の場合と同程度になることが分かった。従って, 水中での方向弁別は可聴周波数の範囲にわたって両耳間に生じる音の時間差・位相差を手がかりに行われていると考えられる。
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