日本コンピュータ外科学会誌
Online ISSN : 1884-5770
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17 巻 , 2 号
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巻頭言
総説
ロボット手術リレー連載 第6回
  • 家入 里志, 小幡 聡, 神保 教広, 宗崎 良太, 橋爪 誠
    2015 年 17 巻 2 号 p. 67-71
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/04/16
    ジャーナル フリー
    欧米とほぼ同時期の2000年頃に臨床試験が開始されたロボット手術1), 2) も, わが国においては医療機器に対する薬事法での製造販売承認に時間を要したものの, 2014年12月現在, 200台近いda Vinci®システムが導入され, いよいよ今後の外科系の各領域での普及が期待される. この約15年間で, わが国における低侵襲外科治療は内視鏡外科手術を中心に飛躍的な発展を遂げ, 世界有数の内視鏡外科手術の技術を有する国となっている.
    このような状況下で, 今後ロボット手術が本邦で普及するにあたっては, ロボット手術のコストに見合う診療報酬を確保できるかという医療制度の問題と, 手術のクオリティを担保する医師の教育・トレーニングが課題となると考えられる. 本稿では, 現在のトレーニングの状況に関して解説する.
  • 杉本 真樹, 志賀 淑之, 磯部 陽, 西原 佑一, 佐田 尚宏, 遠藤 和洋
    2015 年 17 巻 2 号 p. 73-81
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/04/16
    ジャーナル フリー
    手術支援ロボットda Vinciにおける手術の安全性・正確性の向上と手技習熟の効率化を目的とした, 認定資格取得後修練の現状と, 近年注目されている3Dプリンティングによる実物大臓器立体モデルおよび体腔実体モデルを用いたシミュレーションおよびトレーニングを解説した. 現在行われているda Vinciのcertificate認定後の継続的トレーニングは, おもにOJTやデュアルコンソールトレーニング, 基礎手技用トレーニングキットやドライボックス, バーチャルリアリティシミュレータ, 動物臓器などのwet tissue, 生体動物などのlive animal labo, cadaverトレーニング, 臓器や体腔などの実体モデルによるトレーニングなどが行われている. 筆者らが開発した臓器体腔実体モデルは, 患者のCT画像に基づき, 実際の手術の状態を再現するために, 体位変換や気腹状態を計算して, 臓器と体腔を実物大実体モデルに再現した. 各種臓器の解剖学的構造と立体的位置関係, 体腔内のワーキングスペースの制限を再現することで, 実際の手術手技を正確に再現し患者個別化に対応できるトレーニングとなった. 臓器モデルは生体の質感まで再現し, 出血や縫合などの手技が実際の手術同様に再現できるため, 手術シミュレーションとしても有用であり, 他のトレーニングに変わる新たな手法として期待できる.
原著
  • 須田 信一郎, 小林 拓生, 松尾 美幸, 平良木 貴久, 高橋 恵太, 松永 忠雄, 芳賀 洋一
    2015 年 17 巻 2 号 p. 83-90
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/04/16
    ジャーナル フリー
    We developed a safe, minimally invasive articulated flexible endoscopic instrument that is actuated by hydraulic pressure. Metal close coiled helical springs, chemically covered in a vapor deposit membrane of evaporated parylene make up the hydraulic pressure actuators. Made from biocompatible materials, the actuators, specifically fabricated for endoscopic tools, hydraulically extend and contract linearly. The lateral side is static and held in place by a thin polyimide tube, when hydraulic pressure is increased to elongate the actuator, causing the corresponding side to bend. Two types of unidirectional articulating endoscopes consisting of multiple bending links were successfully developed, demonstrated, and their functions were confirmed.
  • 小川 健司, 魚住 誠二, 兪 浩洋, 和田 則仁, 浦岡 俊夫, 下島 直樹, 矢作 直久, 北川 雄光, 大西 公平
    2015 年 17 巻 2 号 p. 91-100
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/04/16
    ジャーナル フリー
    Palpation is a kind of fundamental method for detecting abnormal tissue. It is known as minimally invasive and easy method. However, palpation cannot measure the hardness of bio tissue quantitatively. In order to achieve quantitative palpation, this research proposes force sensor-less palpating method. The advantage of proposal method is to be able to measure bio tissue without considering the space for the force sensor. Therefore, it is possible to measure in narrow area. Validity of the proposed device is confirmed by the animal experiment.
学会より
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