ピコ秒レーザーをskin rejuvenation目的で使用する場合には波長1,064 nmないし755 nmを用いる.それぞれにnon-fractional治療とfractionalレンズを用いたフラクショナル治療を選択することができる.高フルエンスほど効果が良いがdown timeを生じるため希望に合わせて組み合わせて加療する.くすみ等の色素増強した肌に対するrejuvenationの場合には,メラノサイトの活動性を抑制するナノ秒Nd:YAGレーザー(1,064 nm)によるトーニング治療が初期には有効である.色調の改善とともに肌質改善効果が表れる.色素の増強が改善した患者や,もともと,色白ながら,肌の張りが減少したような症例に対してはピコ秒レーザー治療を行うと効率の良いrejuvenation治療ができる.
抄録全体を表示