労働科学研究所は,2015年11月に神奈川県川崎市菅生から,東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転した。この移転を機に,財団の正式名称を「公益財団法人労働科学研究所」から「公益財団法人
大原記念労働科学研究所
」へ改名した。今回の第3回労働科学フォーラムは,移転,改名後の初めてのフォーラムであり,「新技術と労働科学-命と健康を守るIoT」と題して,2016年2月8日(土)に移転先の桜美林大学四谷キャンパス1Fホールで開催された。同フォーラムは,公益財団法人
大原記念労働科学研究所
に設置されている研究推進会議(委員長 櫻井治彦慶応大学名誉教授)が主催するものである。フォーラムでは,第1回,第2回フォーラムに引き続いて産業界,労働界,大学研究機関,関連団体等において産業安全保健を担う中核人材109名による活発な討議が行われた。「労働科学」編集委員会では,同フォーラムの総括をとりまとめるとともに,各講演者の発表抄録を学会報告「第3回労働科学フォーラム」として「労働科学」特集号により公開することにした。(写真4)
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