間欠流人間欠曝気方式は, 有機炭素源を必要とする脱窒反応時に汚水を集中して流入させるとともに, 曝気槽を間欠曝気することで嫌気状態/好気状態を交互に作りだし, 有機物の分解と窒素の除去を効率的に行う処理である。本方式の処理性能に影響を及ぼす要因としては,(1) 撹拝工程/曝気工程の時間配分,(2) 曝気槽内の溶存酸素濃度,(3) 曝気槽の完全混合, 等が挙げられる。そのため, これらのことを確認する目的で, 集落排水の実施設内に実験プラントを建設し, 実証実験を行った。その結果, DO制御等の運転条件を適切に設定することで, 低水温期の窒素除去を含め, 当初計画した処理性能が十分得られることが判明した。
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