脱構築（ディコンストラクション）の建築家として知られるピーター・マンは，コイズミ ライティング シアター／イズムの上部デザインにおいて，二つの立方体が相貫したようなデザインを行った．本学のデザイン学科のＣＡＤを用いた授業では，これを参考に，2個の立方体（80mm×80mm×80mm）の相貫立体を課題とし，造形的に展開した作品を制作した．その結果，これらは脱構築の建築が持っていた連鎖するように形態が変化するイメージを表現できたように思える．

抄録全体を表示

　Eisenmenger症候群患者の非心臓手術における周術期合併症の発生リスクは高く，死亡率も3.8～24%と高い。周術期管理では，右左短絡の増加をきたさないように体血管抵抗と肺血管抵抗のバランスを考慮し，心拍出量を保つ必要がある。今回，未修復の房室中隔欠損症に伴う重症肺高血圧症を合併した50歳台のダウン症患者の大腿骨骨折手術に対して，末梢神経ブロックによる鎮痛とデクスメデトミジンによる鎮静の併用により安全に麻酔管理を行うことができた1例を経験したので報告する。

抄録全体を表示

 Previous research indicates that people implicitly prefer self-chosen objects to other chosen objects, even when both kinds of objects are in their possession. Extending this finding, we investigated how the number of choice options and independent vs.interdependent social orientations affect this choice effect in Japanese students. Using the implicit association test, we found that self-chosen possessions were implicitly preferred to possessions chosen by others. Furthermore, this choice effect was larger when participants selected items from a large array of choice options (30) compared to fewer options (12), reflecting positive consequences of their own choices from a larger number of options. Moreover, the effect of the number of choice options on the choice effect arose clearly when participants ’ levels of independence were relatively high. We discuss the implications of the present findings for research on choice, its contexts, and social orientations.

抄録全体を表示

水は，地球表面の7割を覆っており，成人のヒトの体重の7割を占める。水は地球に生命が誕生するために，また地球上の動植物の生命活動に不可欠な液体である。水は，正常な液体に比べて多くの異常性を示す。水の構造や特性は1世紀以上にわたり研究されてきたが，現在も水の本質を解き明かすモデルが活発に研究されている。近年，種々の実験技術の進歩により，広い温度圧力領域や特殊環境下での水の構造が明らかにされている。

抄録全体を表示

日本人のウランの一般的な濃度とその臓器別分布をフィッショントラック法によって調べた。分析に供した臓器は肺, 肝臓, 腎臓, 脾臓, 筋肉である。分析した臓器の中で最も高いウラン濃度を示したのは肺であり, その値は1.86ppb-wetであった。各臓器の分析結果は英国および米国人に対する文献値と一致するものであった。

抄録全体を表示