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クエリ検索: "アゴニスト"
8,926件中 1-20の結果を表示しています
  • *藤本 和則, 伊藤 和美, 岸野 寛之, 渡辺 恭子, 清澤 美有紀, 安藤 洋介, 山本 秀樹, 矢本 敬, 真鍋 淳
    日本トキシコロジー学会学術年会
    2006年 33 巻 P-181
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    現在,Peroxisome proliferator-activated receptors(PPARs)を標的とした薬剤は,抗高脂血症,抗糖尿病,抗腫瘍薬として多くの製薬企業で上市もしくは開発中である。一方,PPAR
    アゴニスト
    に対する生体の反応性には種差があることが報告されている。したがって,PPAR
    アゴニスト
    の反応の種差を評価しておくことは医薬品開発のリスク評価に重要である。今回,我々はラット・マウス・イヌおよびサルの初代培養肝細胞を用いて,PPAR
    アゴニスト
    の反応性をLDH/WST-8 assayから算出した細胞生存率および網羅的遺伝子発現解析(GeneChip)で評価した。PPARα
    アゴニスト
    としてClofibric acid,CiprofibrateおよびWy-14,643,PPARγ
    アゴニスト
    として15-deoxy-Δ12,14-prostagrandin J2,PioglitazoneおよびRosiglitazone,PPARβ/δ
    アゴニスト
    としてGW501516を用いた。24時間曝露において,PPARα
    アゴニスト
    ではラットのWy-14,643のみで細胞生存率の低下が認められた。一方,PPARγ
    アゴニスト
    およびPPARβ/δ
    アゴニスト
    の場合,イヌのPioglitazoneおよびRosiglitazoneでは細胞生存率に変化は認められなかったが,その他の化合物,動物種では細胞生存率の低下が観察され,その程度には種差が認められた。さらに遺伝子発現解析では,PPARα
    アゴニスト
    においてげっ歯類で認められるCYP4AやAcox1などの脂肪酸β酸化に関する遺伝子発現の亢進がイヌやサルではほとんど見られなかった。本発表では,細胞生存率および網羅的遺伝子発現解析からPPAR
    アゴニスト
    の反応性における種差を考察する。
  • 岸本 伸人, 大西 久子, 藤田 次郎, 亀井 雅, 多田 慎也, 上田 暢男
    アレルギー
    2004年 53 巻 4 号 417-422
    発行日: 2004/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    近年,気管支喘息管理に際して,長時間作動型β_2刺激薬および短時間作動型β_2刺激薬吸入を行うことが一般的になりつつある.しかし長時間作動型β_2刺激薬吸入後に,短時間作動型β_2刺激薬を吸入した際の急性効果についての詳細は不明である.そこで長時間作動型β_2刺激薬(salmeterol ; S)吸入後に,短時間作動型β_2刺激薬(procaterol ; P)を吸入した際の効果を,気道抵抗などを指標に検討した(P+S群).さらに比較目的で,Pを繰り返し吸入した際の効果も検討した(P+P群).対象者は,非喫煙者の健常成人男性7例であった.S(50μg)およびP(20μg)吸入前後で,気道抵抗などを測定し,S吸入60分後,またはP吸入15分後にPを追加吸入し,経時的に気道抵抗などを測定した.S,P吸入前後では,気道抵抗などはいずれも有意に改善した.S+P群は,P+P群に比較してP追加吸入による気道抵抗の改善率の低い傾向が示唆された.固有活性の異なる組み合わせによりそのβ_2刺激薬の上乗せ効果の程度は異なる可能性が示唆された.
  • 丸山 龍也
    ファルマシア
    2014年 50 巻 6 号 553_4
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/07/02
    ジャーナル フリー
    薬物がそのターゲット受容体と結合した際に生じる活性反応を,割合で比較する数値.作動薬(
    アゴニスト
    )には,フル
    アゴニストとパーシャルアゴニスト
    が存在する.前者は生物学的応答反応を引き起こすefficacy(効力性)が大きく,その固有活性を1とする.これに比べて後者はefficacyが小さく,固有活性は0~1の値となる.
  • 二宮 智尚
    ファルマシア
    2019年 55 巻 1 号 62-64
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/01/01
    ジャーナル フリー
    バイオベンチャー「株式会社キュラディムファーマ」の創業に参画し、自身の担当テーマを導出後、自分自身も転籍して開発に携わることになった筆者の経緯や経験を紹介させていただく。日本発の画期的な医薬品創出を信じて、日々の研究に邁進している創薬研究者諸氏の一助になれればと考えて執筆した。
  • 鍵谷 俊文, 内田 修次, 水島 淳, 吉田 博, 井上 通敏
    心電図
    1987年 7 巻 Suppl2 号 37-42
    発行日: 1987/10/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    心筋収縮に対するムスカリン様アセチルコリン受容体 (mAChR) の
    アゴニスト
    による抑制効果は, 一過性でありshort-term desensitizationとして知られている.この機序を解明するために, モルモット心室筋をカルバコールにて10分間灌流し, [3H] QNBを用いたradioligand assayによりmAChRの変化を検討した.
    short-term desensitization時には, [3H] QNBの心室筋膜分画への結合には変化がなく, mAChRの数には変化がないと考えられた.しかし, [3H] QNB結合のカルバコールによる阻害曲線はshort-term desensitizationにより右方に偏位し,
    アゴニスト
    に対する親和性の低下が認められた.阻害曲線の解析から, この親和性の低下は
    アゴニスト
    結合状態のサブクラスの変換によりもたらされていると考えられた.
    したがって,
    アゴニスト
    刺激によるmAChRのshort-term desensitization時には, 受容体数の減少ではなく,
    アゴニスト
    に対する親和性の低下が起きていると考えられた.
  • *冨田 俊維, 遠藤 治, 稲葉 一穂, 関本 征史
    日本毒性学会学術年会
    2019年 46.1 巻 P-63S
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/07/10
    会議録・要旨集 フリー

    【背景】AhR

    アゴニスト
    には、直接的
    アゴニストと間接的アゴニスト
    が存在し、この2種類の
    アゴニスト
    はAhRを活性化するまでの細胞内シグナルが異なることが示唆されている。我々は、細胞内シグナル阻害剤ライブラリーを用いてAhRの活性化に関わる細胞内シグナルの網羅的な探索を進めてきた。その結果から、IGF-IRを起点とする細胞内シグナルが同定されたことから、本研究では、これらの細胞内シグナルの活性化によるAhR活性化への影響を検討した。

    【方法】ヒト肝がん由来AhRレポーター細胞株HepG2-XL24に対して、IGF-IR阻害剤、 AKT阻害剤、JAK/STAT3阻害剤をそれぞれ30分前処理した。前処理した細胞に直接的AhR

    アゴニスト
    である3-Methylechoranthrene(MC)、Indirubin(INB)、6-Formyl indolo[3,2-b]carbazole(FICZ)または、間接的AhR
    アゴニスト
    であるOmeprazole(OME)、Thiabendazole(TBZ)を24時間処理した、AhR活性化をLuciferase assayにより評価した。さらに、必要に応じてAhR標的分子であるCYP1A酵素の発現への影響をウェスタンブロッティング法により解析した。

    【結果及び考察】IGF-IRまたはJAK/STAT3の阻害によって、各

    アゴニスト
    によるAhR活性化が抑制された。一方、AKTの阻害ではその他の
    アゴニスト
    によるAhR活性化は抑制されたものの、TBZによるAhRの活性化は抑制されなかった。さらに、IGF-IRを阻害することでAhR
    アゴニスト
    によるCYP1A酵素の誘導が抑制された。これらの結果から、IGF-1R及びその下流域に存在するJAK/STAT3などの細胞内シグナルの活性化が、AhRの活性化及び標的タンパク質であるCYP1A酵素の発現に重要であると考えられた。また、AKT経路は
    アゴニスト
    によってその影響を受けるものと受けないものが存在することが考えられる。現在、これらシグナル伝達の阻害がAhR活性化及びCYP1A酵素に及ぼす影響について、より詳細な検討を進めている。

  • 佐藤 友美, 野崎 良一, 山田 一隆, 春間 賢, 藤井 昌史
    人間ドック (Ningen Dock)
    2012年 26 巻 5 号 734-742
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/13
    ジャーナル フリー
    目的:今回我々は肥満と大腸腺腫発生部位との関連性について,大腸腺腫の大きさを考慮して検討した.
    対象:1992年4月から15年間に大腸肛門病センター高野病院健診センターで内視鏡検査を初回受診した14,582名(男性6,528例,女性8,054例)とした.
    方法:今回発見された大腸腺腫の発生部位と肥満(BMI≧25)との関連性を腺腫の大きさ別に解析するため,多変量解析ロジスティック回帰分析を用いてp<0.05を有意差ありとし,オッズ比(OR)を算出した.大腸腺腫発生部位は直腸(肛門を含む),S状結腸,S状結腸-下行結腸移行部,下行結腸,脾彎曲部,横行結腸,肝彎曲部,上行結腸,回盲部とし,大腸腺腫の大きさは5mm未満,5mm以上10mm未満,10mm以上に分類した.
    結果:肥満と大腸腺腫との関連性は大きさ別では,男性肥満者は5mm以上で有意な関連性がみられ(5mm以上10mm未満の腺腫:p<0.01,10mm以上:p=0.01),女性肥満者では有意な差は認めなかった.さらに腺腫の発生部位は男性では上行結腸で有意に発見され(5mm以上10mm未満の腺腫:OR=1.93倍,p=0.003,10mm以上:OR=2.35,p=0.004),女性では発生部位に有意差は認められなかった.
    結論:大腸腺腫の大きさや発生部位に関連性が有意に認められた男性の肥満は,一般に内臓脂肪型肥満が多く,この内臓脂肪型が腺腫の大きさや発生部位における何らかの病態に関与している可能性は否定できず,今後の課題であると思われる.
  • 利部 伸三, 松田 一彦, 駒井 功一郎
    Journal of Pesticide Science
    2002年 27 巻 4 号 374-377
    発行日: 2002/11/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    ジノテフランとそのテトラヒドロフラン環及び非環状アミン部位をそれぞれ非環状エーテル及びイミダゾリジン環に置換した3種の化合物を合成し, アフリカツメガエル卵母細胞に発現させたSADβ2ハイブリッドニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR) に対するこれらの化合物の
    アゴニスト
    活性を測定した. ジノテフランの50%有効濃度EC50 (M) の逆対数値pEC50 (-logEC50) は3.65であり, テトラヒドロフラン環を有する特異的な構造にもかかわらず, nAChR に対して
    アゴニスト
    として作用することが分かった. さらに興味あることに, イミダクロプリドがパーシャル
    アゴニスト
    にあるのに対して, ジノテフランはフル
    アゴニスト
    であることが分かった. 生物等価体を念頭に合成した化合物のなかで, 双環性化合物はジノテフランに相当するpEC50を示したが, 単環性化合物の
    アゴニスト
    活性はきわめて低かった.
  • 林 行雄
    日本臨床麻酔学会誌
    2007年 27 巻 2 号 110-116
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/30
    ジャーナル フリー
      もともとα2
    アゴニスト
    は鎮静, 鎮痛, 交感神経の抑制などの多彩な薬理作用をもっているが, これらの作用の多くが麻酔管理に有用であることが麻酔領域でのα2
    アゴニスト
    の臨床応用を促進した. 新たに開発されたDexmedetomidineは強力なα2
    アゴニスト
    であり, 麻酔領域への臨床応用が図られたが, 諸般の理由でいったん臨床試験は打ち切られたものの, その良質な鎮静作用により, 後日術後鎮静薬として上市された. 今後の臨床応用の拡大と副作用の抑制が大きな課題といえる.
  • 田鳥 祥宏, 小林 啓之
    日本薬理学雑誌
    2014年 144 巻 6 号 265-271
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル フリー
    ドパミン神経伝達には,統合失調症陽性症状(幻覚・妄想)と関連すると考えられる高濃度のドパミンにのみ反応する低感度のphasic 相,パーキンソン病様運動障害や高プロラクチン血症と関連する低濃度のドパミンで反応する高感度のtonic 相,行動のモチベーションと関連する中濃度のドパミンで反応する中感度のintermediate 相がある.我々はヒト型ドパミンD2 またはD3 受容体の発現密度が異なるCHO 細胞株を樹立してドパミンに対する感度レベルの異なる系を作成し,ドパミンD2 受容体部分
    アゴニスト
    および抗精神病薬のin vitro 薬理作用を評価した.ドパミンD2 受容体発現細胞において,アリピプラゾールを含む部分
    アゴニスト
    は,低発現・低感度レベル(高ドパミン濃度で反応)細胞においてアンタゴニストとして,中発現・中感度レベル細胞において部分
    アゴニスト
    として,高発現・高感度レベル細胞において
    アゴニスト
    として作用した.アリピプラゾールのドパミンD2 受容体に対する固有活性は,統合失調症患者の陽性症状改善効果が不十分であった部分
    アゴニスト
    よりも低く,また,パーキンソン病様運動障害を生じた部分
    アゴニスト
    よりは高かった.アリピプラゾールの適した固有活性が優れた臨床特性(有効性と副作用の乖離)に寄与していると考えられる.アリピプラゾールを含む部分
    アゴニスト
    はドパミンD3 受容体発現細胞においても部分
    アゴニスト
    作用を示した.統合失調症患者において抗うつ効果が報告されている抗精神病薬は,ドパミンD3 受容体発現細胞と比べてドパミンD2 受容体発現細胞に対して,より低濃度でアンタゴニスト作用を示した.これらの抗精神病薬の低濃度でのドパミンD2・D3 受容体アンタゴニスト作用の乖離が抗うつ効果に寄与している可能性がある.
  • 森田 一喜朗, 加治 慎一, 立神 勝則, 澄井 俊彦
    医療
    1996年 50 巻 2 号 149-151
    発行日: 1996/02/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    86歳の再燃性前立腺癌症例に対してLH-RH
    アゴニスト
    (リュープリン3.75mg)を投与した.
    初回投与13日目にFlare upと思われる熱発, 倦怠感, 尿量減少となり, 骨格筋融解酵素(Mb, CPK, アルドラーゼ, LDH)の上昇があり, 他に誘因となるものは考えられず, LH-RH
    アゴニスト
    による横紋筋融解症と診断した.
    LH-RH
    アゴニスト
    のFlare upおよび横紋筋融解症と薬剤との関係について若干言及した.
  • 松木 克之, 赤座 英之, 阿曽 佳郎
    日本泌尿器科学会雑誌
    1992年 83 巻 9 号 1452-1458
    発行日: 1992/09/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    従来より精巣の男性ホルモンの抑制がラット膀胱発癌を抑制すると報告されてきた. 今回, 我々はN-butyl-N-(4-hydroxybutyl) nitrosamine による雄性ラット (Wistar 系9週齢) 膀胱発癌実験系にLH-RH
    アゴニスト
    を投与し, 本剤投与による視床下部―下垂体―精巣機能系の変化が発癌のどの時期にどのように作用して癌の発生を抑制しているかを検討した. ラットは以下の5群に分け, 全例8週間0.05%のBBNを経口投与後, さらに16週間飼育した. 第1群 (Control 群) 無処置群. 第2群 (Initiation 群)LH-RH
    アゴニスト
    ・デポーをBBN投与2週前と投与開始2週後皮下注. 第3群 (Promotin 群) LH-RH
    アゴニスト
    ・デポーをBBN投与開始6週後より4週おきに皮下注. 第4群 (Full term 群) LH-RH
    アゴニスト
    ・デポーをBBN投与開始2週前より4週おきに皮下注. 第5群 (去勢群) BBN投与開始1週前に両側精巣摘出. 以上より, (1) 去勢術よりもLH-RH
    アゴニスト
    ・デポー投与の方がより強く膀胱発癌を抑制すること, (2) Promotion 期にLH-RH
    アゴニスト
    ・デポーによってテストステロンが抑制される方が膀胱発癌抑制が強いこと, (3) 膀胱発癌抑制には視床下部―下垂体―精巣機能系におけるLH, FSHなどの androgen regulation system の関与もあり得ることが結論として得られ, さらに, (4) LH-RH
    アゴニスト
    ・デポーが直接的に発癌抑制に関与した可能性もあることが示唆された.
  • 赤坂 徹, 時安 喜彦, 小松 太一, 渡部 茂
    小児歯科学雑誌
    2005年 43 巻 2 号 237
    発行日: 2005/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • ―セロトニン受容体との関連―
    内富 庸介, 矢野 栄一, 寺川 信夫, 山脇 成人, 秀 和泉
    医療
    1988年 42 巻 11 号 1029-1032
    発行日: 1988/11/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    抗精神病薬のzotepineの抗躁作用を明らかにする目的で, 躁うつ病の病因に深くかかわるとされる中枢セロトニン(5-HT)神経系に焦点を絞り, ラツトにおいて受容体結合実験と行動薬理実験を行つた. その結果, 複数存在する5-HT受容体の中でも, 5-HT2受容体に対するzotepineの抑制効果が抗躁効果の薬理機序の一部に関連している可能性が示唆された.
  • 鈴木 聡, 佐久間 勉, 小池 加保児, 小野 貞文, 谷田 達男, 藤村 重文
    日本胸部疾患学会雑誌
    1996年 34 巻 3 号 297-303
    発行日: 1996/03/25
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
    ラット肺胞II型上皮細胞のNa+チャネル機能におよぼすβ
    アゴニスト
    の長期的効果を調べるために, 我々は細胞を0.1mMテルブタリンの存在下で5日間にわたり培養し, 22Na+の細胞内取り込みを測定した. テルブタリンは細胞増殖, 細胞形態, および細胞蛋白質量に影響を及ぼさなかったが, 培養2日目でアミロライド依存性の22Na+の細胞内取り込みを有意に増大させた. 一方, 培養5日目ではテブタリンによる増強効果は認められなかった. アミロライド依存性の22Na+取り込みは主にNa+チャネル機能を表すことから, 以上の成績はβ
    アゴニスト
    がNa+チャネル機能を亢進させ得ることを示している. 本研究は, 肺胞II型上皮細胞のNa+チャネル機能がβ
    アゴニスト
    による長期的調節を受けていることを示唆するものである.
  • 眞田 的貴, 鈴木 美里, 河内 浩行
    ペット栄養学会誌
    2014年 17 巻 Suppl 号 56-57
    発行日: 2014/06/30
    公開日: 2015/04/15
    ジャーナル フリー
    様々な植物種子のMeOH抽出物に対し、PPARγレポーターアッセイによるスクリーニングを行った。その結果、マメ科フジ属のノダフジ(Wisteria floribunda)種子のMeOH抽出物にPPARγ
    アゴニスト
    活性が見られ、さらに分画・精製を行いイソフラボン配糖体であるWistinを同定した。このWistinに対し3T3-L1脂肪細胞を用いた添加試験を行ったところ、PPARγ下流遺伝子であるアディポネクチンの発現量が有意に上昇することが確認できた。また、このWistinはPPARα
    アゴニスト
    活性も有し、マウス肝臓初代培養系に対する添加によりPPARα下流遺伝子であるACOの発現量が有意に上昇した。このことから、WistinはPPARγ、αのデュアル
    アゴニスト
    であることを示唆する結果となった。
  • *阿部 康弘, 野村 鉄也, 鍋師 裕美, 萱室 裕之, 蓑輪 恭子, 鎌田 春彦, 中川 晋作, 吉岡 靖雄, 角田 慎一, 堤 康央
    日本プロテオーム学会大会要旨集
    2007年 2007 巻 P2-46
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/08/29
    会議録・要旨集 フリー
    プロテオミクス研究の進展に伴い、疾患の発症や悪化、治癒に関わる蛋白質が次々と同定されたことも相俟って、蛋白質そのものを有効な医薬品として開発しようとするプロテオーム創薬に注目が集まっている。この点、我々はプロテオーム創薬の推進を目指し、構造-活性相関及びそれら生物学的情報をもとにした医薬品の分子設計に資するバイオインフォマティクスのシステムアップを図ることを最終目標に、特定レセプターに対する
    アゴニスト
    やアンタゴニストといった機能性人工蛋白質を迅速にスクリーニング可能な技術の開発を行っている。本研究ではモデル疾患関連蛋白質として、生体防御機構に深く関わるサイトカインとして知られている腫瘍壊死因子(TNF-α)を用い、2種類存在するTNFレセプター(TNFR1及びTNFR2)のそれぞれに選択的に作用する
    アゴニスト
    ・アンタゴニストの作製を目指している。 今回は、JHUPO第4回大会にて発表したTNFR1指向性
    アゴニスト
    作製に引き続き、未だ機能が明らかとなっていないTNFR2に、指向性を有する
    アゴニスト
    の作製を試みた。レセプターとの結合領域に位置する計6個のアミノ酸を網羅的に全20種類のアミノ酸へ置換した構造変異TNF発現ファージライブラリを作製し、このライブラリからTNFR2に結合するものを選択、回収、増幅する操作(パンニング)を繰り返すことで、TNFR2に対して特異的に結合するファージクローンを濃縮した。さらにパンニング後に回収した候補クローンについて、各レセプターを介した生物活性及びレセプター選択的結合能を評価した。その結果、スクリーニングにより得られたクローンは、TNFR2に選択的に結合し生物活性を示すTNFR2指向性
    アゴニスト
    であることが判明した。現在、上述の機能性人工TNF-αを含む様々な蛋白質の構造変異体の機能評価と共に、そのX線構造解析を進めており、バイオインフォマティクスのシステムアップに貢献できるものと期待している。
  • 西原 真杉, 貴邑 冨久子
    日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
    1987年 49 巻 6 号 1154-1156
    発行日: 1987年
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    卵巣摘除ラットから得た視床下部スライスにおいて, 弓状核および内側視索前野ではともに約半数のニューロンがフェニレフリン (α1-
    アゴニスト
    ) に対して反応を示し, 両部位で反応性に差はなかった. イソプロテレノール (β-
    アゴニスト
    ) に対して反応したニューロンは少数であったが, 弓状核と内側視索前野との間に有意差が認められた.
  • 小滝 一, 大谷 道輝, 山田 安彦, 澤田 康文, 伊賀 立二
    薬物動態
    1994年 9 巻 5 号 573-579
    発行日: 1994年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    臨床上使用されているオピオイド系
    アゴニスト
    とアンタゴニストを脳内オピオイドレセプター結合占有率に基づいて分類するために,至適血漿中濃度とレセプター結合親和性などに関するデータを収集した.各薬物の臨床用量投与後の血漿中濃度,血漿中非結合型分率および脳内オピオイドレセプターへの解離定数(Kd)の情報が得られたオピオイド
    アゴニスト
    (モルヒネ,スーフェンタニル,フェンタニル,メサドン,ペチジン,レボルファノール,ブプレノルフィン,およびペンタゾシン)とアソタゴニスト(ナルトレキソンとナロキソン)について解析した.薬物投与後の平均血漿中濃度および平均血漿中非結合型濃度の差は,
    アゴニスト
    間で各々4000倍と10000倍あり,また,
    アゴニスト
    とアソタゴニストの間において両濃度には明瞭な差はみられなかった.一方,Naイオン非存在下で得られている玲値と非結合型薬物の治療濃度を用いて算出した
    アゴニスト
    の結合占有率(1.8-89.0%)はアンタゴニストの値(57.1-96.0%)に比べて明瞭な差は見られなかったが,Naイオン存在下で得られているKd値を用いて算出した
    アゴニスト
    のレセプター結合占有率(1-25%)は,アンタゴニストでの値(57-96%)に比べて十分に小さかった.これらの結果から,Naイオン存在下で得られるKd値を用いて算出されるレセプター結合占有率は,
    アゴニスト
    とアソタゴニストを分類・評価する場合,より有用な指標となりうることが示唆された.
  • 寺嶋 克幸, 竹田 晋浩, 坂本 篤裕
    日本臨床麻酔学会誌
    2007年 27 巻 2 号 117-124
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/30
    ジャーナル フリー
      2004年, 集中治療下の人工呼吸中および抜管後の鎮静を目的として, α2
    アゴニスト
    のデクスメデトミジンが発売となった. われわれのICUでも, 2004年12月より多くの患者に使用してきた. その使用後6ヵ月間を振り返り, デクスメデトミジンのICU患者への鎮静薬としての効果や随伴する循環動態などへの影響についてレトロスペクティブに解析したので報告する. さらに, われわれの臨床的経験や文献的見地より, 今後のα2
    アゴニスト
    のICUにおける展開を予想する.
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