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クエリ検索: "アサヒ緑健"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 古賀 良太, 鍔田 仁人, 池口 主弥, 髙垣 欣也, 入野 信人, 近藤 隆一郎
    日本食品科学工学会誌
    2013年 60 巻 1 号 19-24
    発行日: 2013/01/15
    公開日: 2013/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
    大麦若葉末の高コレステロール血症に対する影響を動物試験および臨床試験で確認した.
    動物試験では,大麦若葉末の高コレステロール血症モデルラットへの影響を検証するため,動物を普通食群,コレステロール食群,また,コレステロール食に大麦若葉末を4%混餌した大麦若葉末群の3群に分け,4週間の各試験食を摂取させた.その結果,大麦若葉末群では,摂取4週間後においてコレステロール食群と比較して血中総コレステロール値(TC)および血中LDLコレステロール値(LDL-C)で有意な低下を示した.また,臨床試験では,15名を対象に大麦若葉末含有飲料の摂取による血中コレステロール値に対する影響を確認した.1名を解析から除外し,被験者14名を解析の対象とした結果,TCでは摂取8週間後および摂取12週間後に,LDL-Cでは摂取12週間後において有意な低下が認められた.
    また,in vitroで胆汁酸吸着能を測定した結果,大麦若葉末は胆汁酸に対して強い吸着能を有することが認められ,また,食物繊維を含む大麦若葉末ヘキサン抽出残渣に強い胆汁酸吸着能があることが確認された.
    以上の結果から,大麦若葉末は高コレステロール血症に有用な機能性を有しており,その作用機序の一因として大麦若葉末由来の食物繊維が胆汁酸吸着能に関与する可能性が示された.
  • 水元 芳, 平島 亜巳, 中垣 瑠菜
    栄養学雑誌
    2024年 82 巻 5 号 135-145
    発行日: 2024/10/01
    公開日: 2024/11/12
    ジャーナル フリー
    電子付録

    【目的】本研究は女子大学生の脂質および脂肪酸別摂取量を推定し,欠食との関係性を検討するとともに各種脂肪酸摂取量に対する寄与率の高い食品群を検討することを目的とした。

    【方法】女子大学生40人を対象に,1日分の写真撮影法と24時間思い出し法を併用した横断研究を実施した。日本食品標準成分表2020年版,脂肪酸成分表編等を用いて食品の選定と栄養価を計算し,得られた数値から欠食の有無による脂質・脂肪酸摂取量の差,および各種脂肪酸の摂取量に寄与率の高い食品群を検討した。

    【結果】脂質の摂取量平均値は 59.4±20.8 g,飽和脂肪酸は 15.5±6.3 g,一価不飽和脂肪酸では 16.1±8.2 g,多価不飽和脂肪酸のうちn-6 系は 9.1±4.1 g,n-3 系では中央値 (25,75パーセンタイル値) が1.6 (1.0,2.4) gであった。欠食がある者はない者に比べて脂質,飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸の摂取量が有意に低かった (p=0.009,p=0.001,p=0.009)。飽和脂肪酸最大の摂取源は「肉類 (37.6%)」,n-6,n-3 系多価不飽和脂肪酸ではそれぞれ「油脂類 (22.0%)」,「魚介類 (26.7%)」であった。

    【結論】欠食者は脂質,飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸の摂取量が低く,飽和脂肪酸摂取量に対する寄与率の高い食品群は肉類,n-6 系多価不飽和脂肪酸では油脂類,n-3 系では魚介類であった。

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