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クエリ検索: "アナプレロティック反応"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 池田 正人
    化学と生物
    2012年 50 巻 4 号 283-288
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2013/04/01
    ジャーナル フリー
  • 乾 将行, 湯川 英明
    日本農芸化学会誌
    1998年 72 巻 4 号 519-522
    発行日: 1998/04/01
    公開日: 2009/02/23
    ジャーナル フリー
  • 藤吉 奈々子, 柴崎 早枝子, 野田 知星, 細井 恵理子, 高本 晋吾, 今川 彰久, 坂根 貞樹
    糖尿病
    2022年 65 巻 6 号 319-326
    発行日: 2022/06/30
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    症例は23歳の男性.BMI 29.0 kg/m2.X年6月,体重減少と高血糖症状を契機に受診,血糖値496 mg/dL,HbA1c 15.8 %,尿ケトン体(3+),静脈血pH 7.15より,糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)と診断した.膵島関連自己抗体は陰性,CPR 0.37 ng/mLと低下を認めた.退院後よりインスリン分泌は改善し,DKA発症5ヶ月後から10ヶ月間インスリン投与中止可能となった.しかし,X+1年9月,誘因なく糖尿病性ケトーシス(DK)を発症した.以上の経過よりKetosis-prone diabetesと診断した.グルカゴンおよびアルギニン負荷試験から,本症例のインスリン分泌はDKA・DK直後にインスリン依存状態まで低下し,6ヶ月後にはグルカゴン分泌増加を伴ってインスリン投与中止可能な状態まで改善した.

  • ~NOおよび細胞膨張によるインスリン分泌調節を中心に~
    石川 智久, 中山 貢一
    日本薬理学雑誌
    2006年 128 巻 4 号 208-213
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/13
    ジャーナル フリー
    グルコースによるインスリン分泌機構として,グルコース代謝によるATP/ADP比の上昇によりATP感受性K+チャネル(KATPチャネル)が閉口して膜が脱分極し,電位依存性Ca2+チャネルが活性化されてインスリン開口放出が惹起されるというKATPチャネル依存性の機序が知られている.しかし,インスリン分泌がこのKATPチャネル依存性の機序によってのみ生じるわけではない.特に,グルコース誘発インスリン分泌の第2相には,KATPチャネル非依存性の機序の関与が示されている.この機序として,マロニルCoA/長鎖アシルCoA仮説,グルタミン酸仮説,ATP仮説などが提唱されているものの,これらの仮説とは矛盾する報告も為されており,未だその全容解明には至っていない.著者らは最近,こうした因子とは少し性質を異にした新たな機序を提唱した.すなわち,グルコース刺激によりβ細胞の構成型NO合成酵素が活性化されてNOが産生され,そしてNOが低濃度ではcGMP産生を介してインスリン分泌を促進し,それ以上の濃度になるとcGMP非依存性の機序によりインスリン分泌を抑制することを示した.また,高濃度グルコースによりβ細胞が膨張することに着目し,低浸透圧刺激を利用して細胞膨張応答機構を解析した.そして,β細胞の膨張が伸展活性化カチオンチャネルを活性化して膜を脱分極させ,インスリン分泌を惹起することを示した.以上の結果から,NOがグルコース誘発インスリン分泌においてその濃度によって促進的あるいは抑制的に働く調節因子として機能すること,また,高濃度グルコースによるインスリン分泌に細胞膨張による伸展活性化カチオンチャネルの活性化を介した機序が寄与する可能性を示した.こうしたKATPチャネル非依存性の機序は,糖尿病治療薬の新たなターゲットとなる可能性を秘めており,研究のさらなる展開が期待される.
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