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クエリ検索: "エカマイ"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • ――日本のアイデアを海外拠点タイ国 IPST で製作している事例――
    大隅 紀和, 中野 佳昭, 前島 孝司
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2007年 24 巻 6 号 27-32
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    実験観察機材を自作することは,科学教育に携わる者の科学への探究心の発露である。従来から個人的レベル,自主グループレベルで多彩に取り組まれ,日本の基礎的な科学教育の土台となってきた経緯がある。近年になって時間的な制約が増え,この活動は障害の多い状況になっている。 方策の一つは,海外に共同研究の拠点を持ち,独自のアイデアの実験器具を制作する可能性を模索することである。試作活動に必要な労力,安価な材料の入手,必要な工作機材の整備などの観点から,たとえばタイのような中進国の研究機関との交流は有力な方策と考える。本稿に述べるように,筆者らは,すでにいくつかの典型的な実験観察機材の開発で,ある程度の成果を得ている。その反面,新時代の科学教育を模索するための新しい課題にも気付いている。とくに製品品質の向上への取り組み,そしてノウ・ハウを適切に伝え議論するというソフト面の課題がある。この両面の課題は,一挙に解決できものではない。しかし科学教育の国際協力,国際交流の一つとして,根気よい取り組みをすべきであり,ここに海外との共同研究を持続する意義がある。
  • ――有力な手がかりは基本題材にある:新時代の「乾電池と豆電球の実験」から――
    大隅 紀和
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2016年 31 巻 6 号 7-12
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2012 年(平成 24 年)の暮れ,スーツケース一つでタイのアユタヤ地域総合大学 ARU をはじめて訪問した。それまで遺跡観光のためにバンコクから日帰りで来たことはあったが,大学のキャンパスははじめてのことだった。短い滞在を2回の後,翌年 11 月には大学側が科学技術学部に研究室を提供してくれることになった。それ以降,現時点 2017 年3月末までの間に日本の秋から冬の時期に,計 10 回で延べ 400 日を越える滞在となった。この間,ARU の要請で大学の若手教員,地域の小中学校教師,児童・生徒たち向けのセミナーやワークショップを何度も計画し実施してきた。本稿では,この間の取り組みから,ワークショップで提供できるようになった電磁誘導の実験・観察に至る電気の材料,器材の事例を報告する。具体的には「乾電池と豆電球」の実験から始まり,現代社会を支える電気エネルギー源の発電機と モータの基本原理である電磁誘導現象までの一連の実験・観察活動の構成を考察する。その一連の題 材シリーズのうち,本稿では現地ワークショップで使う電源として扱う「乾電池」「バイク・バッテリー」「太陽電池パネル」,また手近な負荷として使う「豆電球」,ポピュラーになってきた「LED 豆電球」, そして電磁誘導の実験観察に欠かせない「磁石の磁界パタンの保存」など,基本素材の扱い方と工夫 を報告する。あわせて海外で科学実験ワークショップを計画し実施するうえで配慮すべき事柄を検討する。
  • 立花 宏文
    日本農芸化学会誌
    1998年 72 巻 10 号 1171-1180
    発行日: 1998/10/01
    公開日: 2009/02/18
    ジャーナル フリー
  • 藤岡 芳郎
    アジア市場経済学会年報
    2021年 24 巻 39-46
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/27
    ジャーナル オープンアクセス

    1960年代半ばから日系小売業のタイ市場への本格的な進出が始まった。1990年代までに多くの日系小売業が進出した。しかし,20世紀に進出した企業の多くはすでに撤退を余儀なくされている。現在も引き続き多くの日系小売業が事業を積極的に展開している。バンコク市場の中で,日系小売業で受け入れられているのはセブンイレブン,ユニクロなどまだ少数の企業だけである。現地の市場はすでに成熟化しており日本市場で成功したマーケティングを実施してもバンコクでは特徴が打ち出せず事業を継続できるだけの収益が上がらないことが最大の課題である。そこで,日系小売業が強みを活かして現地市場に受け入れられるための方法についてあらかじめ設定したフレームワークをとおして考察する。

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