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クエリ検索: "カリス成城"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 上野 節子, 菱川 望, 松本 菜見子, 林 紗織, 涌谷 陽介, 田所 功, 武本 麻美, 野村 恵美, 佐々木 諒, 森原 隆太, 山下 徹, 高尾 芳樹
    日本頭痛学会誌
    2022年 49 巻 1 号 215-222
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

      女性頭痛患者に対するアロマテラピーの臨床的効果について,オープンラベル・クロスオーバー法を行った.対象は片頭痛患者24例で2例は緊張型頭痛を伴っていた.平均年齢は38.3±12.9歳であった.アロマテラピーに用いる精油は,ラベンダーかゼラニウムを自由選択させた.結果,アロマテラピーは月平均頭痛回数を減少させる傾向を示し,急性期頭痛治療薬の使用率を4.4%減少させ,仕事・家事に影響を与えた人数が減少した.月経関連期間における頭痛も日数・回数・程度ともに軽減傾向を示し,睡眠では入眠時間を約5分間短縮するなど不眠スコアの軽減もみられた.アロマテラピーは頭痛の非薬物療法として有効である可能性が示唆された.

  • *竹村 明久
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2022年 2022.7 巻 E-27
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/10/27
    会議録・要旨集 フリー

    においの思い出に関するアンケートとにおいの主観評価実験を実施し、後者ではにおいの嗜好等の評価について評価根拠が記憶にあったか検臭時の感覚・印象にあったかを回答させた。思い出の良し悪しと評価根拠から記憶寄与度(Mc)を定義して、においの嗜好評価との関係を見たところ、比較的高めの相関が得られた条件が散見された。一般的に大きいとされるにおいの質評価における個人差について、差が生じるメカニズム解明の一端には触れたが、今後のデータの蓄積が不可欠である。

  • 諏訪 竜一, 大見謝 恒太, 西原 隆, 高橋 昌弘, 住 秀和, 殿岡 祐樹, 河野 恵美子
    アロマテラピー学雑誌
    2020年 21 巻 3 号 19-23
    発行日: 2020/06/26
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    沖縄県における海洋汚染の主たる原因の一つとして,畑地からの赤土流出が挙げられる。これらの赤土流出保全のため沖縄県においてはベチバー(Vetiveria zizanioides)がグリーンベルトとして広い地域に植栽されている。本研究では,このグリーンベルトとして栽培がされているベチバーから精油の採油が可能であるか,また,市販の精油との比較,さらに採取時期による採油率の変化および成分変動の有無について検証を行った。本研究で比較のために用いた二つの市販精油(インドネシア産およびスリランカ産)では精油中の組成成分の構成が異なっていた。採油を行った精油中の特長では,最も主要な成分ではkhusimolやvetiselinolなどのアルコール類が主要であり,この傾向はインドネシア産と同様であった。また,初夏と初冬における採油率(乾物重あたり)を比較した場合,初夏において0.62%であるのに対して初冬においては0.34%であった。一方,精油製造時に季節を問わず,構成成分の変動が比較的小さかった。このため,採油時期に起因する品質の不安定の懸念が少ないことが示された。今後,グリーンベルトを用いた精油の製造が進むことにより,一次産業とアロマ業界が複合することによる環境保全の促進につながることが想定される。

  • 清水 和正, 前田 裕一, 大澤 謙二, 志村 進
    日本食品科学工学会誌
    2004年 51 巻 4 号 205-209
    発行日: 2004/04/15
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    アリルメチルスルフィド(AMS)に対して消臭効果を有する植物抽出物の探索を目的として,消臭活性スクリーニングを行い,以下の知見を得た.
    (1) 各種植物抽出物を用いてAMSに対する消臭活性評価を行った結果,甜茶,ヤマモモ樹皮,ユーカリ葉の水抽出物は高い消臭活性を示した.
    (2) 消臭活性の最も高い甜茶水抽出物(RSW)に対して脱ポリフェノール処理を行い,処理物中のポリフェノール含量と消臭活性を調べた結果,両者の間には高い相関性が認められた.また,RSWの分画により得られたポリフェノール高含有画分において,高い消臭活性が認められたことから,甜茶の消臭効果にはポリフェノール成分が関与していることが明らかとなった.
    (3) ガスクロマトグラフを用いて活性画分RSW-24とAMSとの消臭反応後の生成物を分析したところ,アリルメチルスルホキシド(AMSO)が検出された.
    (4) 嫌気条件下で甜茶分画物によるAMS消臭試験を行った結果,AMS消臭反応には酸素が必要であることが明らかとなったことから,甜茶の消臭反応としてポリフェノール成分存在下でAMSが酸化され,AMSOへ変換する反応機構が推定された.
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