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クエリ検索: "キクとイサム"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 吉村 いづみ
    研究紀要
    2009年 34 巻 1-8
    発行日: 2009/03/05
    公開日: 2016/12/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 中島 晋作
    映像学
    2023年 109 巻 68-88
    発行日: 2023/02/25
    公開日: 2023/03/25
    ジャーナル フリー

    本論文は、増村保造の映画に現れる空間の特殊性を考察する。増村の映画には、男女間の非対称な権力構造を内包した閉ざされた空間が頻出する。これまでの増村に関する批評では、そのような空間の持つ閉塞性を打破する存在として、俳優、特に女性の身体に着目した論考が多かった。とりわけ、増村の多くの映画で主演として存在感を放った若尾文子が、増村映画を論じる際の重心として、論者の関心を引いてきた。本研究では、増村保造の映画における、男女を閉じ込める閉ざされた空間としての「閉域」に着目し、このような閉域が映画にどのようなかたちで現前しているのかを分析する。

    まずは、『盲獣』(1969)の美術セットによる特異な「閉域」の存在に着目する。この映画と江戸川乱歩による原作小説との差異の分析を通して、映画においては閉域を満たす暗闇が強調されていることを明らかにする。また、やはり閉域の暗闇を胚胎する『音楽』(1972)においては、閉域の暗闇が、その外部空間へも拡張することを論証する。これらの映画を分析することによって明らかになるのは、増村の映画空間における暗闇の重要性である。最後に、増村保造の初期作品における暗闇の位置づけを分析することで、暗闇の「黒」という色彩が、封建的な家族制度や社会構造からもたらされた権力性を内包していたことを明らかにする。

  • 渡辺 貴裕
    国語科教育
    2006年 60 巻 21-28
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2017/07/10
    ジャーナル フリー
  • 「東北人」のカメラマン
    渡辺 勝之, 七沢 潔
    放送研究と調査
    2020年 70 巻 2 号 16-41
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    いまも地域の取材現場で光る「地上の星」を描く「制作者研究NEO」シリーズ<地域にこだわる>。第3回の主人公、伊藤孝雄(69)は1950年秋田県の農家に生まれた。70年NHK入局。東京の制作技術局、故郷の秋田局を経て85年に東京の制作技術局映像制作部(旧撮影部)に異動。技術採用の職員で初めてフィルム撮影の伝統をもつ旧撮影部に入り注目され、NHKスペシャル『社会主義の20世紀』(1990年)『ベルリン美術館』(1991年)など海外取材の大型番組を連作する。ところが91年に希望して仙台局に異動後は一転して農山村や漁村などを舞台に東北の大地に根付いて生きる人たちを描く番組の撮影と制作に没頭する。28年の間に作った番組はNHKスペシャル『マサヨばあちゃんの天地~早地峰のふもとに生きて~』(1991年)、『雪の墓標~奥会津・葬送の風景~』(1993年)、『イグネ』~屋敷林が育む田園の四季~』(2002年)、『イナサがまた吹く日~風 寄せる集落に生きる』(2012年、「地方の時代」映像祭グランプリ)など多数。とくに漁師と農家が昔ながらに住む仙台市荒浜の集落の暮らしを描いた『イナサ』は東日本大震災を挟んで去年まで8本にわたりシリーズ化され、津波被災後を懸命に生きる人々の姿を継続して見つめる映像記録として高い評価を得た。伊藤はなぜ故郷である東北にこだわり「記録」し続けるのか。前編ではそのマインドが生まれた過 程を制作してきた番組の分析と本人や関係者へのインタビューで検証する。 (伊藤孝雄は現在NHKテクノロジーズ仙台総支社シニアスタッフ)
  • 1960(昭和35)年以前の『電機』記事ならびに日本映画の生活場面を通して
    林原 泰子
    技術と文明
    2018年 21 巻 e3 号 1-14
    発行日: 2018/05/18
    公開日: 2023/07/10
    ジャーナル フリー
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