放送研究と調査
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制作者研究NEO<地域にこだわる> 【第3回】 伊藤孝雄 前編
「東北人」のカメラマン
渡辺 勝之七沢 潔
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2020 年 70 巻 2 号 p. 16-41

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抄録
いまも地域の取材現場で光る「地上の星」を描く「制作者研究NEO」シリーズ<地域にこだわる>。第3回の主人公、伊藤孝雄(69)は1950年秋田県の農家に生まれた。70年NHK入局。東京の制作技術局、故郷の秋田局を経て85年に東京の制作技術局映像制作部(旧撮影部)に異動。技術採用の職員で初めてフィルム撮影の伝統をもつ旧撮影部に入り注目され、NHKスペシャル『社会主義の20世紀』(1990年)『ベルリン美術館』(1991年)など海外取材の大型番組を連作する。ところが91年に希望して仙台局に異動後は一転して農山村や漁村などを舞台に東北の大地に根付いて生きる人たちを描く番組の撮影と制作に没頭する。28年の間に作った番組はNHKスペシャル『マサヨばあちゃんの天地~早地峰のふもとに生きて~』(1991年)、『雪の墓標~奥会津・葬送の風景~』(1993年)、『イグネ』~屋敷林が育む田園の四季~』(2002年)、『イナサがまた吹く日~風 寄せる集落に生きる』(2012年、「地方の時代」映像祭グランプリ)など多数。とくに漁師と農家が昔ながらに住む仙台市荒浜の集落の暮らしを描いた『イナサ』は東日本大震災を挟んで去年まで8本にわたりシリーズ化され、津波被災後を懸命に生きる人々の姿を継続して見つめる映像記録として高い評価を得た。伊藤はなぜ故郷である東北にこだわり「記録」し続けるのか。前編ではそのマインドが生まれた過 程を制作してきた番組の分析と本人や関係者へのインタビューで検証する。 (伊藤孝雄は現在NHKテクノロジーズ仙台総支社シニアスタッフ)
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© 2020 NHK放送文化研究所
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