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クエリ検索: "クロヤマアリ"
151件中 1-20の結果を表示しています
  • 林佳 代子, 萩本 真理, 和田 恵次
    日本生態学会誌
    1994年 44 巻 2 号 171-179
    発行日: 1994/08/20
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    In the ant Formica japonica, the diurnal fluctuation of extranidal activity was studied in a grassland from May to October, 1991,by counting the number of individuals departing and entering nests. The activity was significantly correlated with the maximum temperature of the ground surface, suggesting that extranidal activity is controlled by climatic conditions. When an experimental barrier was established near one colony to suppress its extranidal activity, the foraging workers of a neighboring colony increased in number on one occasion, indicating that extranidal activity of this ant species is partly under the control of neighboring colonies.
  • 萩本 真理, 和田 恵次
    日本生態学会誌
    1996年 46 巻 2 号 121-132
    発行日: 1996年
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    The influence of food supplement on the home ranges of three colonies of the ant Formica (Serviformica) japonica was studied by the group-marking method in a grassland in spring and autumn, 1992,in Nara, western Japan. When bait (honey syrup) was supplied at one place in the home range of one colony, the neighboring colonies expanded their home ranges toward the bait site within a few days both in spring and autumn. With the food supplement in autumn, the home range of a colony which included the bait site diminished in size, but overlap of home ranges of neighboring colonies expanded to some degree. Thus, the sizes and the degree of overlap of home ranges of individual colonies of F. japonica were changed by the food supply.
  • 小澤 朗人
    関西病虫害研究会報
    2012年 54 巻 41-45
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/01
    ジャーナル フリー
    ササゲ(ジュウロクササゲ)の花外蜜腺を訪問するアリと莢果を吸汁加害するカメムシの動態を調査し,ササゲのアリを介したカメムシに対する防御機能について評価した。ササゲの莢果長と訪問アリ数との間には相関は認められず,ササゲの花外蜜腺は莢果のステージにかかわらずアリを誘引した。訪問アリの種類は
    クロヤマアリ
    とアミメアリの2種で,
    クロヤマアリ
    が優占種であった。また,莢果に寄生するカメムシはチャバネアオカメムシ,クサギカメムシ,ホソヘリカメムシの3種であった。花外蜜腺に訪問する
    クロヤマアリ
    と莢果に寄生するカメムシの日周活動を調べた結果,アリの訪問は日中に,カメムシの寄生は夜間に多くなり,訪問アリがいる場合のカメムシの寄生頻度はアリがいない場合の約1/3であった。アリを人為的に除去すると,日中でも夜間においてもカメムシの寄生数は無処理区に比べて多くなった。これらの結果から,ササゲは花外蜜腺を訪問する
    クロヤマアリ
    を介して間接的にカメムシに対する防御機能を有しているものの,その効果は
    クロヤマアリ
    の日周活動に依存し,夜間には低下することが示唆された。
  • 萩本 真理, 和田 恵次
    日本生態学会誌
    1992年 42 巻 3 号 231-239
    発行日: 1992/12/10
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    The temporal changes of home ranges of three individual colonies of the ant Formica (Serviformica) japonica in a grassland were studied with the group-marking method. Individual colonies occupied a certain space as their home ranges. The home ranges were segregated between neighboring colonies, and this segregation pattern was more or less maintained during one day and for a few days, but changed seasonally. When an experimental barrier was established between two neighboring colonies to limit the home range of one colony for two days, the other colony did not expand its home range. When nestmates of one colony ceased to emerge on the ground surface for a few months, the neighboring colonies extended their home ranges toward the space once occupied by the former colony. These facts suggest that the home ranges of individual colonies of F. japonica were not influenced by the changes in the home ranges of neighboring colonies for a short period, but were for a long period.
  • 山岡 亮平
    可視化情報学会誌
    1999年 19 巻 Supplement2 号 7-8
    発行日: 1999/10/12
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
  • 神崎 務, 梅田 光夫, 大神 弘, 勝田 純郎
    環動昆
    1994年 6 巻 1 号 21-26
    発行日: 1994年
    公開日: 2016/08/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 秋野 順治, 山岡 亮平
    日本応用動物昆虫学会誌
    1996年 40 巻 4 号 265-271
    発行日: 1996/11/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    クロヤマアリ
    Formica japonicaでは同巣仲間の死体を巣外へ運び出す行動が認められるが,このような搬出行動は,死体体表面に含まれるオレイン酸によって引き起こされ,死後48時間以上経過した死体に対して顕著に認められた。オレイン酸は,生きた働きアリの体表面および体液中には殆ど含まれないが,その含有量は死後の時間経過に伴って変化し,死後48時間で急激に増加した。一方,体液中に含まれるトリグリセリドの含有量は,死後48時間で急激に減少し,その構成脂肪酸はオレイン酸であった。また,死亡直後に電子線を照射した場合には,体液中および体表面におけるオレイン酸の増加,および体液中のトリグリセリドの減少のいずれも認められない。これらの結果から,
    クロヤマアリ
    の死体認識シグナルとして作用するオレイン酸は,働きアリの死後,体液中に含まれるトリグリセリドの酵素的加水分解反応によって生じるものと考えられる。
  • 高橋 英俊, 下山 勲
    可視化情報学会誌
    2017年 37 巻 144 号 20-23
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/01/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

    昆虫の歩行・走行も目を見張るものがある.例えば,アリは壁や天井を水平な地面と同じように自由自在に歩行し,自重以上のエサを運ぶことができる.これは昆虫の寸法が人間と比較して小さいため,重力の影響が小さくなり,相対的に摩擦力や表面張力などの力の影響が大きくなっているためである.本稿では,微小な昆虫の歩行・走行時に足裏に作用する力を可視化するための新たなセンサデバイスとして,著者らが研究するMEMSを用いたフォースプレートについて概説・紹介する.フォースプレートはプレートに作用する2軸方向の力をプレートを支えるビームに形成したピエゾ抵抗の抵抗値の変化から分解能1µN以下で検出可能である.試作したフォースプレートを用いて,歩行中の

    クロヤマアリ
    の各脚に作用する足裏反力の計測結果について紹介する.

  • 山岡 亮平
    生物物理
    1990年 30 巻 2 号 18-23
    発行日: 1990/03/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    Difference of cuticular hydrocarbon composition among 45 species of ants in Japan was examined using capillary GC and GC-MS. All of the ants examined had competely different hydrocarbon profiles. In the same species, the different colony member had the same hydrocarbons but the relative intensity (Cuticular Hydrocabon Profile; CHP) among them were different. On the contrary, in the same colony, all of the members had almost identical profile. Mechanism for maintaining the uniformity of the CHP among the same colony members was examined and the importance of the presence of the queen was proved.
  • 田中 俊彦, 小野 嘉明
    動物心理学年報
    1975年 25 巻 2 号 103-117
    発行日: 1975/12/25
    公開日: 2009/10/13
    ジャーナル フリー
    アリジゴクの道具使用行動, すなわち食餌捕獲のための砂なげ行動について,
    クロヤマアリ
    ・アシナガアリ・トビイロケアリの3種のアリを餌として与え, 詳細に観察した。また, その行動を実験的に分析してつぎの結果を得た。
    1.食餌行動型の6型, BC, BC, BCTC, BCTC, TC, TCを観察分類することができた。このうちBCとBCを除いた他の4型はいずれも砂なげ行動 (T) を含んでいる。すなわち, これらが道具使用行動である。
    2.道具使用行動の生起は, 巣穴の完成と一つの直接的または間接的な連鎖関係をもつ。また, 道具使用行動のサイン刺激は, 巣穴の側壁に加えられる微弱な振動, すなわち一種の機械的刺激である。
    さらに, この道具使用行動は3つの因子によって規定される。すなわち, 1) 咬みつき行動の先行の有無, 2) 身体的条件 (成長の結果としての砂なげ可能距離の延長), 3) 餌の位置 (捕獲範囲の内または外) 。
    3.アリジゴクの巣穴の直径 (D) と母線の長さ (L) との比 (D/2L=cos α; αは巣穴の直径と母線とのなす角) がB型のアリジゴクの場合は0.654, C型のそれでは0.697のとき3種のアリに対して有効な道具使用となる。
    4.アリジゴクの成長にともなって, 道具使用行動による餌動物の捕獲率は高くなる。これは成長するにつれて巣穴の大きさが増す (捕獲範囲の拡大) ことや, アリジゴクの身体的機構の成長 (したがって砂なげ距離の延長) が関係していると考えられる。
    5.この道具使用行動は, 餌の捕獲において咬みつき行動につぐ生存価を有する。
    6.この行動は一種の本能的道具使用行動であるが, 成長するにつれて, または経験を重ねるにつれてより効果的になる。すなわち, ある種の習得的行動の性質をもっているとも考えられる。この有効な証拠として考えられるのは, 成長するにつれて, 少数回の砂なげ行動と少数回の命中による餌の捕獲率が増大することである。
  • 秋野 順治, 望月 理絵, 森本 雅之, 山岡 亮平
    日本応用動物昆虫学会誌
    1996年 40 巻 1 号 39-46
    発行日: 1996/02/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    アリ類25種との共生が知られているアリヅカコオロギMyrmecophilus sp.は,敏捷性によって働きアリからの攻撃を免れている。さらに加えて,アリ類の同巣認識フェロモンである体表炭化水素組成比を化学的に擬態することによって,働きアリを欺いていることが明らかになった。コオロギが擬態によって獲得したアリ体表炭化水素成分量は,コオロギをアリから隔離して単独飼育すると減少した。このことは,アリ体表炭化水素成分をコオロギが奪取することによって,アリヅカコオロギのアリに対する化学擬態が成立する可能性を示唆する。また,アリ体表炭化水素を触角で認識する,あるいは舐め取るだけでは,アリヅカコオロギはアリ体表炭化水素組成を化学擬態することができなかった。これらの結果から,直接的な体の接触が化学擬態を成立させるための主要因として作用しているものと考えられる。
  • 栂井 龍一, 上田 昇平, 服部 充, 市野 隆雄
    環動昆
    2012年 23 巻 3 号 119-125
    発行日: 2012年
    公開日: 2016/10/22
    ジャーナル オープンアクセス
  • 西尾 規孝
    やどりが
    2011年 2011 巻 228 号 25-29
    発行日: 2011/04/30
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
  • 上田 昇平
    昆蟲.ニューシリーズ
    2016年 19 巻 4 号 145-158
    発行日: 2016/10/05
    公開日: 2019/04/25
    ジャーナル フリー
  • 神崎 務
    環動昆
    1995年 7 巻 2 号 102-109
    発行日: 1995年
    公開日: 2016/08/03
    ジャーナル フリー
  • 富岡 康浩, 木村 悟朗, 加藤 信幸
    紙パ技協誌
    2020年 74 巻 10 号 1003-1008
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/01/01
    ジャーナル 認証あり

    ルリアリOchetellus glaberは関東地方以南に分布するアリで,ここ十数年で北限が北上しつつあり,さらに近年各地で生息域が広がり,個体数が増加しつつある状況にある。建物内にもよく侵入し,食品に群がるほか,電気機器や紙製品,段ボール等の隙間や狭い空間に好んで侵入して営巣する。そのため混入異物や体液などによるシミ汚染の原因となりやすい種である。

    アリの巣(コロニー)を駆除する薬剤として遅効性で他個体にも成分が伝搬されるフィプロニル(フェニルピラゾール系)のベイト剤やFL剤が有効であることが知られているが,ルリアリに対してピリプロールFL剤がフィプロニルFL剤と同等またはそれ以上の効果があることが示唆された。また建物の周辺部を除草して餌資源および生息環境を減少させ,アリが建物に近寄らない環境を作ることも有効である。特に殺虫および忌避成分を配合した除草剤「ムシクリン®防虫除草シャワー」の散布は効果的である。屋外におけるアリのモニタリングにはアリ用粘着トラップ「LCインジケーター」を設置すると良い。

    建物内におけるアリ類の防虫管理は,侵入の早期発見と早期駆除が重要である。物理的および環境的な対策によってアリが生息しない環境を維持し,モニタリングによって常に侵入を監視する。アリが屋内で発生した場合には,対象種を正しく同定して薬剤を選定することが重要である。ルリアリに対してはサフロチン乳剤が最も効果が高く,続いてスミチオン10FL,ビフェントリン水性乳剤の効果が高いことが判明した。他の多くのアリ類に対してはサイベーレSCも効果的であり,忌避効果も高いため侵入防止にも効果的である。

    簡便に使用できるエアゾール剤としては,ビフェントリンを有効成分とするエアゾール剤「ムシクリン®アリ用エアゾール」が速効性に優れていることが確認された。また忌避効果も高いため,侵入が疑われる建物の外周部などに噴霧処理することによって侵入を防ぐ効果も期待できる。

  • 長谷川 英祐
    化学と生物
    2005年 43 巻 12 号 817-824
    発行日: 2005/12/01
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 中村 麻美, 安倍 弘, 岩田 隆太郎
    神奈川自然誌資料
    2017年 2017 巻 38 号 41-48
    発行日: 2017/02/28
    公開日: 2021/12/05
    ジャーナル フリー

    The arboreal ant fauna was investigated at isolated small stands in Fujisawa City, Kanagawa Prefecture, from June to November in 2013 and 2014. Ants were directly collected mainly from the trunks of living Quercus acutissima and Chamaecyparis obtusa in the daytime. In total, 15 species belonging to nine genera in four subfamilies were obtained from the tree trunks. Among these ant species, eight species (Camponotus quadrinotatusC. nawai, C. itoi, C. keihitoi, Crematogaster matumuraiC. teranishiiMonomorium intrudens,and Dolichoderus sibiricus) are regarded to be truly arboreal. During the survey, 1786 ant individuals were collected from Q.acutissima and 563 from C. obtusa. Lasius japonica and Pristomyrmex pungens nearly always dominated on Q. acutissima and C. obtusa, respectively. The number of ant species and of individual ants collected from Q. acutissima was larger than that from C. obtusa. The number of ant species and of individual ants was positively correlated with air temperature and increased in the summer. In comparisons of the occurrence of ants among Q. acutissima, Q. serrata, C. obtusaCryptomeria japonica, Cornus controversa, and Prumus × yedoensis, the ants used Q. acutissima significantly more than C. obtusa. In addition, comparisons of the number of individuals of seven ant species among the six tree species mentioned above showed that a larger number of ants were found on Q.

  • 近藤 正樹, 北沢 右三
    Journal of UOEH
    1984年 6 巻 3 号 221-234
    発行日: 1984/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    産業医科大学構内と付近の自然林で1982年10月と11月に蜂蜜などを用いたベイト・トラップを設置して誘引されたアリの種類と数を調査した. ミミズバイ・スダジイ群集(自然林)と萌芽林を含む二次林にはキイロシリアゲアリ, アメイロアリが高常在度, 高相対被度で, オオハリアリ, ヤマアシナガアリ, ウロコアリ, ヤマトウロコアリ, コツノアリが高常在度で生息し, 放棄された草地にはアメイロアリ, トビイロシワアリ, キイロシリアゲアリ, トビイロケアリ, ルリアリが中低常在度で見つかった. 造成地の芝生は平面・斜面ともアリ群集は貧弱でトビイロシワアリ,
    クロヤマアリ
    , オオズアカアリが低常在度で見つかっている. 運動場の芝生では全くアリが見つかっていない. 植込があると, 植木と共に移入されたアリが組みこまれることが目立った特徴である. これらは林縁性のアリと草地・芝地性のアリの組み合わせのアリ群集といえる.
  • IV. 冬季における幼虫の日周活動
    松浦 博一, 内藤 篤
    日本応用動物昆虫学会誌
    1992年 36 巻 1 号 31-35
    発行日: 1992/02/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    ハスモンヨトウ幼虫の冬季における日周活動と摂食に及ぼす低温の影響について研究した。
    1) ハスモンヨトウ幼虫は,冬季は気温が低い夜間は土中や草の株元で静止し,気温が高い昼間に地表上に這い出して摂食した。
    2) 土中や草の株元に静止していた幼虫は温度が10°C以上になった時点で活動を開始し,20°C以上となった時点で土中に潜って静止する個体が多かった。
    3) 気温が14°C以上になった昼間に,幼虫は地表上に這い出して活動した。
    4) 発育零点に該当する10°C以下の低温で幼虫の摂食行動は著しく抑制され,温度が低くなるのにともなって摂食中断日が多く,摂食量も少なくなった。5°Cでは全く摂食しない個体が半数程度をしめた。
    5) 前報(松浦ら,1991)との関連において,幼虫の冬季における行動を越冬と関連させて論議した。
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