容器包装リサイクル法が施行されてから1年を迎える。
この法律は, 法律案作りの時からいろいろと問題を抱えていた。しかし, 関係者の努力もあって, 法律の目指すところは現在の段階では機能している。しかし, 市町村が肩代わりする中小企業, 零細企業の負担, 分別基準に対する消費者の役割分担, 市町村の取り組みの多様化, 循環型社会の構築のテザインの不在, リサイクルの条件との整合性, 廃棄物の概念の見直し, 平成12年4月1日の施行の問題など, これから取り組まなければならない問題が, 数多くある。
特定家庭用機器廃棄物リサイクル法が今国会で審議されている。このような状況の中で, ますます, 廃棄物とリサイクルとの位置づけ, リサイクルを推進し, それと循環型社会形成にどう結び付けるか, 今後の課題は大きい。
抄録全体を表示