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クエリ検索: "セキレイ"
664件中 1-20の結果を表示しています
  • 大迫 義人
    日本鳥学会誌
    2001年 50 巻 1 号 1-15,51
    発行日: 2001/02/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1981年から1983年にかけて,京都市内を流れる河川で,3種の
    セキレイ
    類の分布様式と,冬期の寛容性も含めた優劣関係について調査を行なった.月1回のセンサス調査で,セグロ
    セキレイ
    M. grandis とキ
    セキレイ
    M. cinerea は,周年,全域で観察されたが,ハク
    セキレイ
    M. alba(亜種 M. a. lugens)は,市街地を流れる流域でのみ10月から翌年4月までしか観察されなかった,非繁殖期,3種は番いまたは単独で出現し,番いでいる割合はセグロ
    セキレイ
    で最も高く,キ
    セキレイ
    はゼロ,つまりすべて単独で出現した.冬期の1時間の個体追跡調査では,セグロ
    セキレイ
    のすべて(n=28),ハク
    セキレイ
    の87.1%(n=31)とキ
    セキレイ
    の70.0%(n=10)の番いまたは単独個体は,特定の場所への定着性を示した.その場所の中心の平均間隔(±SD)は,セグロ
    セキレイ
    で148(±65)m(n=16),ハク
    セキレイ
    で218(±136)m(n=21),キ
    セキレイ
    で524(±136)m(n=7)あり,同種間では間おき分布をしていたが,異種間では大きく重複していた.また,その場所を番いで持っている割合は,セグロ
    セキレイ
    で87.5%,ハク
    セキレイ
    で47.6%,キ
    セキレイ
    で0.0%であった.体の大きさの平均値は,性と種の間にセグロ
    セキレイ
    の雄>ハク
    セキレイ
    の雄>セグロ
    セキレイ
    の雌>ハク
    セキレイ
    の雌>キ
    セキレイ
    という直線的な関係があり,その性差は,セグロ
    セキレイ
    で最も大きく,キ
    セキレイ
    で最も小さかった.一方,優劣関係においては,セグロ
    セキレイ
    の雄>セグロ
    セキレイ
    の雌>ハク
    セキレイ
    の雄>ハク
    セキレイ
    の雌>キ
    セキレイ
    という相対的な関係があり,体のより小さいセグロ
    セキレイ
    の雌が,ハク
    セキレイ
    の雄より優位であった.また,セグロ
    セキレイ
    は,キ
    セキレイ
    に対して,ハク
    セキレイ
    が近くにいるとより寛容性を示した.性•種間にみられた優劣関係は,一次的に体の大きさによって,二次的に番い相手の優位性によって決定されていると考えられる.また,微環境の選好の違いと最優位種が次優位種に防衛の一端を担わせることによって,3種が同所的に存在していると考えられる.そして,冬期の各種の社会単位は,性•種間の優劣関係によるなわばり防衛の可能性に規定されていると考えられる.
  • 内田 博
    日本鳥類標識協会誌
    1995年 10 巻 2 号 63-75
    発行日: 1995年
    公開日: 2015/08/20
    ジャーナル フリー
     埼玉県の東松山市周辺の河川でセグロ
    セキレイ
    の調査を行ったが,その中に羽色の変異のある個体が見られた.羽色変異の個体はハク
    セキレイ
    に似る型と白化がランダムに見られる部分白化の2タイプに分かれ,出現頻度はハク
    セキレイ
    型の方が部分白化型より多く見られた.白化している部分はハク
    セキレイ
    型では顔の部分だけで他の部分の白化はなく,各部位の測定値もハク
    セキレイよりもセグロセキレイ
    の平均値に近かった.これらの変異個体の出現場所は分散していて,偏りはなく,普通の羽色のセグロ
    セキレイ
    とペアになっていた.
  • 樋口 広芳, 平野 敏明

    1983年 32 巻 1 号 1-11
    発行日: 1983/06/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    (1)宇都宮市内を流れる田川で,1981年11月から1982年1月にかけての3か月間,セグロ
    セキレイとハクセキレイ
    の生態を調査した.
    (2)両者はそれぞれテリトリーをかまえて生活していたが,2種のテリトリーは種間テリトリーの様式をとらずに,完全に重複していた.しかも,いくつかのテリトリーでは,境界が2種でほぼ一致していた.ただし,そのような場合,2種がよく利用する空間は,テリトリー内で分離している傾向があった.
    (3)セグロ
    セキレイ
    は大部分がつがいで生活していたが,ハク
    セキレイ
    は多くが1羽でくらしていた.テリトリーの境界は,セグロ
    セキレイ
    でははっきりしていたが,ハク
    セキレイ
    では必ずしもそうではなかった.
    (4)川原で過ごす時間はセグロ
    セキレイ
    の方が明らかに長く,ハク
    セキレイ
    はしばしば川原から遠く離れたところに飛んでいった.セグロ
    セキレイ
    が河川に強く依存していることと,そこにかまえたテリトリーをしっかり守ることとの間には関連があるように思われた.
    (5)2種間の採食方法に見られる違いは,わずかなものであった.だが,両者が最もよく行なう地上採食のさいの利用場所には,はっきりとした違いが認められた.セグロ
    セキレイ
    はより水辺で,ハク
    セキレイ
    はより乾燥したところで採食する傾向があった.
  • 樋口 広芳, 平野 敏明

    1981年 29 巻 4 号 121-128
    発行日: 1981/03/30
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    栃木県におけるハク
    セキレイ
    の繁殖記録の収集と繁殖環境についての調査を行った.前者は,筆者らのもっている資料に,文献調査および聞きこみ調査の結果を加えて行った.後者は,異なる環境4か所でのセンサス結果などに基づいて調査した.得られた主な結果は,以下のとおりである.
    (1) 栃木県におけるハク
    セキレイ
    の繁殖記録は,鹿沼市の1965年の1例を除けば,すべて1976年以降に得られている.宇都宮市では,1979年以降繁殖の観察記録がふえている.
    (2) ハク
    セキレイ
    の繁殖環境は,砂礫地のない河川,水路のある工業団地,市街地などであった.これらの環境には,近縁のセグロ
    セキレイ
    は低密度でしか生息していなかった.
    (3) セグロ
    セキレイ
    の多い砂礫地の発達した河川には,ハク
    セキレイ
    は繁殖していなかった.この環境には,秋冬期には2種とも生息しているので,繁殖期にはハク
    セキレイ
    は,そこでセグロ
    セキレイ
    による干渉をより強く受けていることが予想される.
    (4) ハク
    セキレイ
    の繁殖時期は,セグロ
    セキレイ
    のそれより1-2か月も遅かった.この繁殖時期の遅れは,ハク
    セキレイがセグロセキレイ
    のいる地域に入りこんで繁殖するのに,役立っていると思われる.
  • 平野 敏明

    1981年 30 巻 1 号 23-36
    発行日: 1981/08/20
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    栃木県宇都宮市の鬼怒川の河原で,1978年10月から1981年3月まで,セグロ
    セキレイ
    の社会行動,テリトリー,つがいの相手について調査を行った.個体識別には,色脚環を用いた.得られた結果は次のとおりである.
    (1)セグロ
    セキレイ
    のテリトリー行動は,追いはらい,儀式的争い,とっ組合いの3つに大別された.つがい内の行動としては,雌のなだめの行動,雄の嘴あけ行動がみられた.
    (2)セグロ
    セキレイ
    の多くは,秋冬期にもつがいで明確なテリトリーを持っていた.10月から1月の間は,テリトリーの位置,つがいの相手に大きな変化はなかった.
    (3)2月にテリトリーの位置,つがいの相手に変化がみられた.11例中9例でつがいの相手を交換した.一般に,どの年も繁殖期になるとつがい数が減少した.2月上旬から3月上旬は,セグロ
    セキレイ
    のつがい形成時期だった.
    (4)冬期,一時的に流れが干上り,川底が現われた所には,10-20羽のセグロ
    セキレイ
    が採食のために集まった.このような所では,テリトリー行動はみられなかった.これらの中には,他の地域でテリトリーを持っている個体も加わっていた.また,テリトリーを持たず,このような環境を渡り歩いている個体もいることがわかった.
  • 中村 秀哉, 橋本 博行, 五月女 治
    山階鳥類研究所研究報告
    1984年 16 巻 2-3 号 114-135
    発行日: 1984/11/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    茨城県水戸市において,本州以南で繁殖地を南下拡張しつつあるハク
    セキレイ
    と在来繁殖種であるセグロ
    セキレイ
    の繁殖生態と,両種の種間関係について調査した。
    1.市街地およびその周辺におけるハク
    セキレイ
    の繁殖期は4月から7月であり,セグロ
    セキレイ
    のなかで同じ環境に繁殖する個体の繁殖期と大きく重複した。両種とも市街地周辺では建造物に営巣し,同じ巣場所を利用することもあった。
    2.ハク
    セキレイ
    雄は繁殖仕事のうち,巣造りの8%,抱卵の6%,給餌の36%,糞処理の28%を分担した。このうち抱卵と給餌への貢献は,セグロ
    セキレイ
    雄の貢献より少なかった。
    3.両種の雛への主要な餌グループの2つのうち1つは同じであり,ガガンボ科であった。
    4.繁殖期を通じ,セグロ
    セキレイはハクセキレイ
    に対し力関係において明らかに優位であった。セグロ
    セキレイのハクセキレイ
    に対する攻撃性は,同種に対するように完全なものではなかったが,ハク
    セキレイ
    の抱卵分担を減少するに十分であった。この攻撃性は,両種の繁殖分布の重複部における生息地分離の一因となっていると考えられた。
  • 田中 正晴, 佐藤 重穂
    四国自然史科学研究
    2021年 14 巻 19-22
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    We surveyed the population fluctuations of the White Wagtail Motacilla alba lugens and the Japanese Wagtail Motacilla grandis in breeding seasons from 1999 to 2019 in Kochi city. The White Wagtail had increased both in the occurrence ratio and the average observed individuals per year. On the other hand, the Japanese Wagtail had not increased or decreased in the same term.
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2005年 1 巻 A25-A32
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/11/10
    ジャーナル フリー
    2004年 4月から 7月に栃木県宇都宮市において,
    セキレイ
    属 3種(セグロ
    セキレイ
    ,ハク
    セキレイ
    ,キ
    セキレイ
    )の生息分布と生息環境を比較するために,1984年に行なわれた調査(平野 1985)と同じ場所,同じ方法で調査を行なった.調査地は1984年と同様に500×500mの方形区545個に分けられた.各方形区を優占する環境をもとに建物密集地,住宅地,農耕地,大河川,工業団地,丘陵の 6つに分けると,1984年と比較して建物密集地と住宅地の方形区は増加したが,農耕地と丘陵の方形区は減少していた.セグロ
    セキレイ
    の生息分布とその環境は,1984年と比較して,有意な変化はみられなかった.しかし,ハク
    セキレイ
    は生息分布と生息環境ともに著しく変化した.すなわち,2004年には1984年にほとんど記録されなかった農耕地や大河川に分布を拡大していた.そのため,セグロ
    セキレイとハクセキレイ
    のあいだに,生息環境に有意な違いはなくなった.このようなハク
    セキレイ
    の生息分布の変化の原因の 1つとして,調査地の都市化による営巣場所の増加が考えられた.なお,キ
    セキレイ
    では,生息環境に変化はなかったが,分布は有意に縮小した.
  • 藤巻 裕蔵
    Strix
    2015年 31 巻 87-96
    発行日: 2015年
    公開日: 2024/01/05
    ジャーナル フリー
    1976 ~ 2014 年の4 月下旬–7 月下旬に北海道中部・南東部の900 区画(4.5 km × 5 km)内の調査路1009 か所でキ
    セキレイ
    Motacilla cinerea とハク
    セキレイ
    M. alba の生息状況を調べた.これらが出現した区画数と調査路数は,キ
    セキレイ
    300 区画,321 か所,ハク
    セキレイ
    440 区画,468 か所であった.生息環境別の出現率は,キ
    セキレイ
    では5 タイプの森林で9–58%,農耕地・林で30%,それ以外の環境で9–10%,ハク
    セキレイ
    では5 タイプの森林で0–13%,それ以外の環境で63–89%であった.標高帯別出現率は,キ
    セキレイ
    では201–600 mで他の標高帯より高く,ハク
    セキレイ
    では標高が高くなるにつれ低くなった.平均観察個体数はキ
    セキレイ
    では森林で0.1–0.7 羽,森林以外の環境で0.1–0.4 羽,ハク
    セキレイ
    では,森林で0–0.1 羽,それ以外の環境で0.8–1.8 羽であった.
  • 平野 敏明, 樋口 広芳
    日本鳥学会誌
    1986年 35 巻 2-3 号 79-80
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    A dominance hierarcy of Motacilla wagtails (M. grandis, M. alba, and M. cinerea) and Water Pipits (Anthus spinoletta) was investigated on a stream in Utsunomiya, central Japan, in the winters of 1981-1983. An almost linear hierarchy existed among the species and between sexes, with ranking (most to least dominant) as follows: male M. grandis, female M. grandis, male M. alba, female M. alba, M. cinerea, and A. spinoletta. The proportion of victories by dominants was 100% except for a few encounters (5.7%) between female M. grandis and male M. alba. Dominance status was not necessarily related to their body sizes. Male M. grandis chased the other species more severely and more frequently than the others did.
  • 風間 辰夫, 長谷川 和正

    1969年 19 巻 86 号 8-16
    発行日: 1969/08/20
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    Observation and banding of the Eastern House Swallow have been made in dense, matted vegetation of reed and flag from about 30 to 80cm above water, atAkuda since 1966. The area of the reed swamp is estimated at about 40, 000 square meters. About 20, 000 birds of Hirundo rustica, H. daurica, Passer montanus, Chloris sinica Sturnus cineraceus and Sturnia sturnia were found in this area at highest population.
    Their roosting area changed by seasons: they roost at the southern part of the swamp in spring and from July to September they rest at the northern part of the area (Fig. 1).
    Though it has been thought that they do not roost in spring and on rainy days, we could find them roosting under both these circumstances in this reed swamp. They roost together in this area from April 20 to June 17 every spring. The roosting behaviour and some other new facts were observed and are described in this paper .In addition to these the records of banded Eastern House Swallows are also listed.
  • 田中 正晴
    四国自然史科学研究
    2009年 5 巻 21-23
    発行日: 2009年
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 頼 ウメ子
    BINOS
    2015年 22 巻 45-51
    発行日: 2015/11/01
    公開日: 2017/11/03
    ジャーナル オープンアクセス

    1 ニュウナイスズメは1983年に初めて確認されたが工業団地建設により2005年に飛来は途絶えた。

    2 環境が変化したことによりホオジロ科、ツグミ科、サギ科、ヒバリ科に大きな減少傾向が見られ、カシラダカ、ホオジロ、ツグミ、コサギ、ヒバリが大きく減少した。

    3 工業団地建設によりカモ科、シジュウカラ科、ハタオリドリ科の増加が見られ、カルガモ、シジュウカラ、スズメが増加した。

    4 ハク

    セキレイとセグロセキレイ
    の生息数に逆転現象が見られた。建設前はセグロ
    セキレイが周年見られたが建設後はハクセキレイ
    が増え繁殖も確認された。

  • 佐藤 春雄

    1957年 14 巻 68 号 Plate10
    発行日: 1957/02/28
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 黒田 長久

    1960年 15 巻 75 号 235-236
    発行日: 1960/03/10
    公開日: 2009/02/26
    ジャーナル フリー
    Generally, the Wagtails are non-gregarious. But Motacilla alba is an exception as reported by Schaefer ('56), Mishima ('57) and Kuroda ('58). Here additional observations in spring is reported with notes on its regular roosting flight in the evening.
  • 羽田 健三, 篠田 忠彦
    山階鳥類研究所研究報告
    1969年 5 巻 6 号 602-622
    発行日: 1969/12/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    1967~1968年に長野県埴科郡坂城町の千曲川において,
    セグロセキレイ
    Motacilla grandis SHARPEの繁殖生活に関する調査を行なった。
    1.調査地では,3月下旬から7月頃にかけ繁殖が行われ,家族群崩壊までに約2.5ヶ月要する。
    2.巣造り場所は地上に多く,巣造りは主として雌が行なう。
    3.ディスプレイ,交尾は産卵間近に多く,交尾は,雌の誘発で行なわれる。
    4.産卵は毎日1卵で,卵数は4~6個である。
    5.抱卵は雌雄交代で行ない,期が進むにつれ雌は徐々に増加し,雄は滅少する。
    6.抱雛は雌のみが行ない,雛の成長にともないしだいに減少し,育雛後期には全く行なわれなくなる。
    7.給餌は,抱雛期には雄,非抱雛期には雌が多い。全体的にはやや雄が多い。
    8.雛の糞は親によって処理されるが,育雛前期には呑み込む習性がある。
    9.巣立ち後家族生活を行ない,25日間なわばり附近にとどまった。
    10.繁殖に関する仕事の雌雄行動率は次のようである。抱卵雌72.1%,雄27.9,給餌雌46.2%,雄53.8,巣造り(個体差あり),抱雛雌100%
    11.番は200mに1番の割で分布し,行動圏は隣接個体と重複し,約5haである。
    12.天敵としてハシボソガラスの被害は非常に大きい。
    13.8巣の平均卵数は5.25個,孵化率47.1%,孵化数に対する巣立ち率は52.6%,産卵数に対する巣立ち率は23.8%である。
    14.囀り範囲は争い範囲に大部分含まれる。
    15.雄は巣周辺と水辺で主に活動し,巣造り抱卵期には巣を中心に水辺へ向って放射状に移動し,産卵期には活動が活発であった。
    16.雄の行動の割合は,採食歩行43.1%,警戒休息30.3,囀り7.2%,争い6.4%,羽づくろい13.0%である。
  • 風間 辰夫
    山階鳥類研究所研究報告
    1968年 5 巻 4 号 370-396
    発行日: 1968/12/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    1. The result of ten-year research of birds at Kashiwazaki, Niigata, on Japan Sea coast of Honshu is reported.
    2. Beside observations, the records of beach drifted sea birds and banding results at Akuta marsh area (since 1966) are important part of this report.
    3. In all 42 Families, 238 sp. and subsp. (235 species) are listed with annotation, and the following birds, rare or accidental as species or subspecies to Japan, are included: Aethia psittaculus, Fratercula corniculata, Turdus hortulorum, Upupa epops, Dendronanthus indicus, Anthus gustavi, Erythrina erythrina, Emberiza spodocephala spodocephala, Emberiza schoeniclus pallidior, Plectrophenax nivalis vlasowi.
    4. Kashiwazaki area is peculiary important as a concentration of migratory birds due to special local meteorological conditions. Sea bird drift on this beach includes such northern alcids as Ae. psittaculus, Fratercula corniculata, etc. not found along other Honshu coasts, and Uria lomvia is more numerous than U. aalge.
    5. Among land birds, the heavy migrations of Locustella ochotensis, Emberiza schoeniclus, E. spodocephala, etc. or occasional large wintering flocks of Carduelis flammea, are noticable. Akuta marsh is an important resting place for migrants as well as being the communal roost for Sturnus cineraceus, S. sturnia, Hirundo rustica, H. daurica, Chloris sinica and Passer montanus. The migratory bird flocks are so numerous as many are struck at telephone wires.
    6. Data on rare stragglers and the flock movements of Otus scops (recently considered as resident) or Lanius bucephalus, usually a solitary wonderer, etc. are reported.
    7. Cyanopica cyana became established and is increasing as breeding species since 1965.
  • 西貝 正彦, 平田 俊明

    1980年 29 巻 2-3 号 97-98
    発行日: 1980/10/30
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    A male Pied Wheatear Oenanthe pleschanka and a White Wagtail Motacilla alba ocularis in summer plumage were observed on Hekura I., Ishikawa Pref., on 1 May 1978. There have been only three records of the Pied Wheatear in Japan: a single bird seen in Ishikawa Pref. on 18 April 1976 and on 3 May 1977, and a male observed in Miyagi Pref. on 16 April 1978. The previous records for the White Wagtail (subspecies ocularis) are two (Yamaguchi Pref., Honshu; Danjo Is., Kyushu), but this subspecies would be of more regular occurrence in our country than the past records indicate.
  • 立花 繁信

    1960年 15 巻 75 号 195-200
    発行日: 1960/03/10
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    Observations on the following breeding birds are reported:
    Motabilla alba lugens Breeds may to July on the islands: Are, Kurakake, Matsushima, Futago and Hashirigasaki on Shizugawa Bay coast. Its nest material is the seaweed, Zostera marina L.
    Apus pacificus kurodae Breeds on Futago Is. The egg dates are June to July.
    N. n. nycticorax Beeds on Kurakake I. together with Larus crassirostris. It Nests at the height not more than 50 cm. from the ground and 30% of the nests were found on the ground.
    Larus crassirostris Estimated as thirty thousand, breeding on several islands. Lays eggs from middle April to early June. The chicks often taken by kite.
    Cepphus carbo Breeds on Futago Is., laying eggs during May and July.
  • 桐生 尊義
    伊那谷自然史論集
    2005年 6 巻 121-129
    発行日: 2005/03/31
    公開日: 2019/06/05
    研究報告書・技術報告書 フリー
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