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5件中 1-5の結果を表示しています
  • 山下 立次, 渕崎 澄男
    大学体育
    1997年 24 巻 2 号 63-66
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/07/03
    ジャーナル フリー
  • 丸山 起一, 荒木 孝二
    日本歯科保存学雑誌
    2022年 65 巻 5 号 286-293
    発行日: 2022/10/31
    公開日: 2022/10/31
    ジャーナル フリー

     目的:深在性のう蝕治療において,歯髄の保存はとても重要である.MTAセメントは高い封鎖性,抗菌性,生体適合性,石灰化組織の形成誘導能力をもつ覆髄材料として,歯髄保存療法に用いられている.MTAセメントを用いた直接覆髄はペースト型MTAセメントの初期硬化後に仮封を行い,後日仮封を除去してコンポジットレジン修復を行う方法が代表的である.ペースト型MTAセメントの操作の難しさに加え,仮封期間の微小漏洩,仮封を除去する際の切削刺激などの問題が考えられる.今回,コンポジットレジンで隔壁を設置し,操作性の良いフロー型MTAセメントを用いて直接覆髄を行う術式を考案し,直接覆髄と同日にコンポジットレジン修復を行うことができた.これまでのところ,3症例で問題なく経過しているため報告する.

     症例1:34歳,男性.上顎左側第一大臼歯に二次う蝕を認め,症状および歯髄電気診の結果から象牙質う蝕・可逆性歯髄炎と診断した.う蝕除去中に,点状露髄を認めた.露髄面にボンディングが付着しないよう保護を行い,コンポジットレジンで隔壁を設置した.次亜塩素酸ナトリウム綿球を用いて,露髄面のケミカルサージェリーを行った後,フロー型MTAセメントを充塡し,シラン処理を行った隔壁をコンポジットレジンで封鎖した.3カ月の経過観察後,正常歯髄であることを確認し,窩洞が大きかったためメタルインレーにて最終修復を行った.

     症例2:22歳,男性.上顎左側第一大臼歯近心にう蝕を認め,象牙質う蝕・可逆性歯髄炎と診断した.う蝕除去中に直径1mmほどの露髄を認めた.症例1と同様の手順で直接覆髄を行い,そのまま2級窩洞のコンポジットレジン修復を行った.

     症例3:28歳,女性.下顎右側第二大臼歯遠心にう蝕を認めた.象牙質う蝕・可逆性歯髄炎の診断の下,う蝕除去中に直径1mmほどの露髄と歯肉縁下への穿孔を認めた.症例1と同様の手順で,MTAセメントを用いた直接覆髄と歯肉縁下の穿孔封鎖を行い,コンポジットレジン修復を行った.

     結果:6~8カ月後,問題なく経過している.

     結論:コンポジットレジンで隔壁を設置し,フロー型MTAセメントを用いて直接覆髄を行い,3症例で問題なく経過している.MTAセメントによる覆髄と同日に,コンポジットレジン修復・裏層が可能となれば,直接覆髄の成功率の向上に寄与できると考えられる.今後,本術式の臨床応用が期待される.

  • 坪田 暢允
    大学体育
    2001年 27 巻 2 号 54-68
    発行日: 2001/02/10
    公開日: 2017/07/03
    ジャーナル フリー
  • 堀田 正人, 村瀬 由起, 作 誠太郎, 中川 豪晴, 日下部 修介, 高垣 智博, 二階堂 徹
    日本歯科保存学雑誌
    2021年 64 巻 1 号 57-65
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/02/28
    ジャーナル フリー

     目的 : 本研究の目的はEr : YAGレーザー照射後の象牙質面に生成する熱変性層を改質しコンポジットレジンの接着強さを回復させるため, 低出力追照射および歯面処理の効果を検討することである.

     材料と方法 : ヒト抜去臼歯の象牙質面を露出させて, 耐水研磨紙#800にて注水下で研削した試料をXYZ軸フラットステージに固定し, 2種類のチップと照射エネルギーを設定 (C400F : パネル値150mJ, C800F : パネル値30mJ) し, パルス値は10 pps, 注水下で照射した. 歯面処理剤として6%次亜塩素酸ナトリウム水溶液 (NaClO), p-トルエンスルフィン酸塩エタノール水溶液 (アクセル) および10%クエン酸/3%塩化第二鉄水溶液 (表面処理剤グリーン) を選択した. その後, Clearfil Mega Bond Systemを用い, Beautifil Flow F00にて接着した試料を湿度99%, 温度37°Cで24時間保存し, 引張接着強さを測定した. レーザー照射したものは6グループ (A1, A2, A3, B1, B2, B3) に分類し, レーザー照射していないコントロールグループは2グループ (Cont1, 2) に分類した. それぞれのグループは, 以下のとおりである〔Cont1 : レーザー照射なし, Cont2 : レーザー照射なし→アクセル処理→表面処理剤グリーン処理, A1 : レーザー照射 (C400F, パネル値150mJ), A2 : レーザー照射 (C400F, パネル値150mJ) →アクセル処理→表面処理剤グリーン処理, A3 : レーザー照射 (C400F, パネル値150mJ) →NaClO→アクセル処理→表面処理剤グリーン処理, B1 : レーザー照射 (C400F, パネル値150mJにC800F, パネル値30mJを追照射), B2 : レーザー照射 (C400F, パネル値150mJにC800F, パネル値30mJを追照射) →アクセル処理→表面処理剤グリーン処理, B3 : レーザー照射 (C400F, パネル値150mJにC800F, パネル値30mJを追照射) →NaClO→アクセル処理→表面処理剤グリーン処理〕. 接着試験後, 接着破断面を実体顕微鏡にて観察した. また, レーザー処理後の象牙質表面に各歯面処理材で前処理を行った各グループの試料を走査電子顕微鏡にて観察した.

     結果 : 各グループの接着強さ (平均値±標準偏差, MPa) は, 以下のとおりであった [A1 (10.5±3.5)<B1 (11.2±3.3)<A3 (13.1±2.4)<B3 (15.0±4.6)<A2 (16.7±5.5)<Cont1 (17.6±5.6)<B2 (19.2±5.9)<Cont2 (22.4±6.7) ]. Cont1, Cont2, A2, B2グループは有意にA1, B1グループより高い接着強さを示した (Fisher’s PLSD test, α=0.05) が, A1, B1, A3, B3グループ間には有意差はなかった. 接着試験後の破断面からCont2とB2グループは凝集破壊が多く存在し, 凝集破壊が多いものほど接着強さは高い傾向にあった. レーザー照射後の象牙質表面の各種歯面処理後のSEM像から, A2, B2グループの管間象牙質は亀裂があるものの, 滑沢であった. しかし, A3, B3グループでは粗糙な管間象牙質面が観察された.

     結論 : レーザー処理した象牙質をp-トルエンスルフィン酸塩エタノール水溶液と10%クエン酸/3%塩化第二鉄水溶液で処理すると, 接着強さが促進された.

  • —透照効果による非破壊的齲蝕検知法のin vitroにおけるシミュレーションシステム—
    久場 兼裕, 片桐 武美, 片桐 正隆
    Journal of Hard Tissue Biology
    2007年 16 巻 4 号 173-184
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/28
    ジャーナル フリー
    本研究は齲蝕検知の改善と予後や予防を含む齲蝕治療の質的向上を目的に,片桐(1980)の考案した多目的歯科用(K式)内視鏡のlight guideによるスポット光を暗視野域と明視野域で応用する透照的齲蝕検知法の有用性を検証するために,第二乳臼歯を被検歯として,以下の透照効果による有用な知見を得た。
    1.被検歯の質的変化に伴う光の照射と入射条件の違いによる効果像は(1)一般的反射像(明視野域で,前面から照射角0~20°未満で無影灯単独照射),(2)変則的反射像(中間域で,前面から20~45°未満でスポット光単独照射),(3)一般的透照像(暗視野域で,裏面から0~20°未満で入射),(4)I型・変則的透照像(中間域で,前面から45~90°未満で照射),(5)II型·変則的透照像(無影灯下の明視野域で,裏面から45~90°未満で入射)に大別できた。
    2.I型・変則的透照像は透照像の他に変則的反射像と類似の効果像を発現し,II型・変則的透照像は変則的反射像の他にI型よりも弱い透照的効果を発現し,ともに有用な照明効果像であった。
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