本稿では, 共同溝内配管工事の支援システムとして, 3次元コンピュータグラフィックスを活用した事例について述べる. 当システムでは, ウォークスルーとPERT (Program Evaluation and Review Technique) を連結させる機構を開発して, データの共有や操作の連携などを図り, 工程データ作成の効率化や図面の視覚化による構造の理解促進を実現し, 溝内配管工事を総合的に支援できる環境を構築した. 当システムの活用により, 予定の工期内に工事を完了させることができた. 今後, 同種のシステムが工事施工や工程管理の面に利用可能であることを示している.
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