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クエリ検索: "マイケル・ナイマン"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • フィールドワークにおける映像データの取り扱いをめぐって
    山中 速人
    社会学評論
    2009年 60 巻 1 号 25-39
    発行日: 2009/06/30
    公開日: 2010/08/01
    ジャーナル フリー
    本論では,フィールドワーク(FW)における映像メディア利用の形態が整理され,筆者が実施したFWにおける映像メディアとデジタル映像データを活用した調査事例が紹介・評価され,最後に映像FWの今後の展望と課題が提示されている.
    FWにおける映像メディアの利用形態には,(1)対象者自身によって記録された映像メディアの利用,(2)調査記録としての利用,(3)調査手段としての利用,(4)調査報告としての利用,の4つがある.(3)についてさらに分類し,(a)映像撮影によるラポール形成,(b)映像によるメモ,スケッチ,フィールドノーツ,(c)映像による対象者へのフィードバックと参加の3形態があると指摘される.
    つぎに,調査事例については,(1)ライフスタイル調査への応用としてタイにおける8ミリビデオを使った生活財調査,(2)防振ステディカムを使った大阪生野コリアタウンの映像記録事例,(3)デジタル映像とハイパーテキストによるライフストーリーの記録CD-ROMの制作事例,の3つが紹介され,方法の概説と評価が行われている.
    最後に,映像FWの展望と課題について,(1)映像メディアを社会学研究に活用する際のマルチメディア技術の有効性が指摘され,さらに,(2)社会学研究の過程で作成された映像コンテンツに対して,研究者と対象者の非対称性を克服するため,開かれた「読み」への参加の重要性が指摘されている.
  • 表現主体を育てる音楽教育
    桂 直美
    学校教育研究
    1995年 10 巻 105-117
    発行日: 1995/08/31
    公開日: 2017/07/27
    ジャーナル オープンアクセス
  • 中川 克志
    美学
    2002年 53 巻 2 号 66-78
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2017/05/22
    ジャーナル フリー
    After John Cage extended the field of musical sounds to include all audible sound in the ealry 1950s, in the early 1960s La Monte Young adopted the strategy of including all sound into the musical world to innovate the traditional Western music and introduced the "inaudible" sound. This paper deals with the condition of how this "inaudible" but "perceptible" sound can be introduced into the musical world by investigating Young's "word pieces" (1960-62). I argue, first, that Young introduces the "inaudible" sound by declaring the audible judgement on sound unnecessary. Secondly, I consider the condition which secures this declaration, by concentrating on the process how Young reconsiders Cagean One Sound and reconstructs his own conception of sound and listening. By showing how the process of the "act of listening" has acquired the creative ability not only to transform sound but also to generate sound from nothing, in conclusion, it becomes clear that, by giving the creative ability to the "act of listening", Young introduced the "inaudible" sound and extended the field of musical sound to include all "conceivable" sound.
  • 音楽ワークショップにおける導入部分の相互行為分析から
    石橋 鼓太郎
    共創学
    2021年 3 巻 1 号 1-13
    発行日: 2021/05/06
    公開日: 2025/03/31
    ジャーナル フリー
    異なる背景を持つ人々が居合わせる音楽における共創のメカニズムを明らかにするためには,音楽を通じて人々の 間に生じる,さまざまなレベルにおける差異と同一性の関係に着目する必要がある.しかし,これに焦点を当てた 従来の民族音楽学は,音や身振りのミクロな差異が同一性の感覚を生み出すことを重視しており,人々の間に共有 される背景の差異を捉え損ねていた.これを考慮に入れて問題を整理した後,「野村誠 千住だじゃれ音楽祭」にお ける音楽ワークショップの導入部分の相互行為を分析した.その結果,共有する背景の差異がその場面に対する認 識や態度の差異を生み出し,それを受けて各々が行う実験的な試行錯誤の連鎖によって,共創的に音楽が立ち上が り展開していることが明らかになった.
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