本研究は,効率的に
ユーザインタフェース設計
を行うことを目的に,GUI(グラフィカルユーザインタフェース)で用いられている汎用的な表現方法等(GUIパターン)を体系化した.体系化したGUIパターンを
ユーザインタフェース設計
に活用する方法として,GUIデザイン指針であるユーザインタフェースデザイン項目(UIデザイン項目)との関連づけを行った.最初に,文献や情報機器等からGUIパターンを抽出し,抽出された84項目のGUIパターンを「デザイン」と「機能」に大別した.次に,GUIパターンの包含関係について形式概念分析を用いて分析した.最後に,GUI設計に,GUIパターンを活用した効果について,比較実験を行った.実験の結果,GUIパターンを活用することにより,初心者でもGUI設計がしやすくなり,デザイン意図も明確に説明できることがわかった.
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