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クエリ検索: "ラブライブ!サンシャイン!!"
12件中 1-12の結果を表示しています
  • ―「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンを事例として―
    毛利 康秀
    日本観光研究学会全国大会学術論文集
    2021年 36 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/04
    会議録・要旨集 フリー
    新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の世界的な流行により、観光旅行のための移動が難しくなっている。特に「ファンツーリズム」は、コンサートへの参加など「密」になりやすい観光形態であるため、大きな影響を受けている。そのような情勢の中、「バーチャルツーリズム」への関心が高まりつつあり、「ファンツーリズム」の領域においても「オンラインライブ」が行われるなど、両者が交錯する状況が出現している。本研究では「
    ラブライブ
    サンシャイン
    !!」を事例として、ファンへのアンケートを行って予備的な分析を行ったところ、「ファンツーリズム」と「バーチャルツーリズム」の親和性は高く、持続的な相乗的展開への可能性が見いだされた。
  • ―『ラブライブ!サンシャイン!!』を事例に―
    *松山 周一
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018a 巻 817
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/01
    会議録・要旨集 フリー
    アニメやマンガなどに登場した実在の場所を巡る,いわゆる「聖地巡礼」と呼ばれる現象が登場して久しく,地域とのかかわりという観点からこれまでの間に多くの研究がなされてきた.これらの研究を整理すると,「聖地巡礼」の登場と発展の中において,次第に「聖地巡礼」を誘発させる表象が作中で意識的に施されるようになっていったということがうかがえる.
     本研究では,「聖地巡礼」が活発に行われている作品の表象とその特性から,「聖地巡礼」など地域に何らかの事象を発生させる場所の表象について明らかにすることを目的とする.研究方法としては,「聖地巡礼」が活発に行われている作品を検討し,作品内における場所の表象と位置づけなどから,「聖地巡礼」など場所を主体とした展開がなされると考えられる要因について明らかにしていく.研究対象としては2015年に発表され,現在も作品の展開が続いており,「聖地巡礼」が活発に行われている作品である『
    ラブライブ
    サンシャイン
    !!』とした.
     『
    ラブライブ
    サンシャイン
    !!』では,企画開始当初から内浦や沼津といった地名を用いて場所を言及するなど,「聖地」となる場所を全面的に押し出して作品の展開を実施している.そして,これらに基づくようにして,作中において1)写実的な背景,2)強調された背景,3)パスを意識した演出という3点を特徴とした場所の表象がなされていることがわかった.また「聖地巡礼」の場所や観光名所などがまとめられたガイドブックである『
    ラブライブ
    サンシャイン
    !!Walker』などのように「聖地巡礼」のための観光ガイドブックも制作者が直接出版するなど,「聖地巡礼」をより実施しやすくするための商品展開がなされていることもわかった.
     さらに,作中においてほんの少しでも登場した場所を所有している,あるいは作中で登場した商品を実際に販売している個人ないし団体は,スタッフロールの中において「協力」という形でクレジットがなされた.「協力」としてクレジットされた個人ないし団体はテレビアニメ第1期,第2期だけで50件近くにもおよび,それらはアニメに関連するグッズなどを扱う企業から,作中で登場した地域の旅館,ホテル,あるいは特産物を扱う企業,小規模な個人商店,さらには静岡県や沼津市といった地方自治体に至るまで幅広いジャンルのものが並んでいる.
     以上の点から,作中において地域をできる限り現実に近づける形で描き,さらに地域の様々な団体や企業を作中において「協力」として名前などを明らかにさせるなどによって「聖地巡礼」を誘発させているということがうかがえる.また,専用のガイドブックも並行して出版させるなど,制作者が「聖地巡礼」を意図的に,また戦略的に行っているということもうかがえる.
  • *宮田 佳美, 唐 士?, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2020年 67 巻 R-02
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/27
    会議録・要旨集 フリー

    本研究は、テレビアニメ『

    ラブライブ
    !
    サンシャイン
    !!』の舞台である静岡県沼津市を事例として取り上げたものである。文献調査ならびに現地調査に基づき、これまで十分に考察されてこなかった「巡礼ノート」への記述内容の解析を通して、「聖地巡礼」が当該地域の地域資源の活用ならびに生活の質の向上にどのように寄与しているのかを把握し、地域活性化に資する「聖地巡礼」のあり方を導出することを目的とした。

    ; 本研究においては、三の浦総合案内所に設置されている「巡礼ノート」に記述された内容をテキスト化し、それに基づき「聖地巡礼」の展開と特質を分析した。巡礼者は、事例に挙げた物語の追体験を通して、外来者の視点で地域資源の再発見・再認識を行う。また、巡礼者と地域住民との交流により、各種イベントなどが開催されることで、巡礼者の地域ファン化・地域住民の地元愛が高まることが確認された。さらに、巡礼者を類型化することにより、それぞれの類型の特質および傾向の変遷が明らかとなった。

  • ―『ラブライブ!サンシャイン!!』聖地静岡県沼津市の場合―
    *横田 祐季
    日本地理学会発表要旨集
    2020年 2020s 巻 216
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/30
    会議録・要旨集 フリー

    Ⅰ はじめに

    近年アニメ聖地巡礼が盛んであり,その中で,コラボ終了後の持続可能性は重要な課題とされる(風呂本,2012).作品愛着を超えて地域愛着を持ち地域を何度も訪れるようなファンを獲得することが重要と言えるが,アニメファンの地域愛着については研究が不足している.また近年では聖地に移住するファンの存在も指摘されているが(喜馬ほか,2018),聖地移住についての研究は為されていない.

    Ⅱ 研究目的と調査概要

     本研究では,前述の研究背景を踏まえ,①聖地巡礼を通じたアニメファンの地域愛着の存在とその形成に影響を与える要因,また②そうしたアニメファンが聖地巡礼を契機に聖地への移住へと至るプロセスの二点を明らかにすることを目的とする.

     対象地域は『

    ラブライブ
    サンシャイン
    !!』聖地静岡県沼津市とした.近年アニメツーリズムの成功事例として注目を集めており,関係者への取材によると,アニメ放送が開始された2016年以降少なくとも50人以上はアニメ聖地巡礼を契機とした移住者がいるという.

     まず上記①を明らかにすることを目的に,聖地巡礼者にアンケート調査を実施した(Ⅲ).その結果アニメファン166名の有効回答を得た.

     また②を明らかにすることを目的に聖地移住者にヒアリング調査とアンケート調査を実施した(Ⅳ).ヒアリング調査は10名の移住者に対して行われ,アンケート調査はさらに10名を加えた20名に対して行われた.

    Ⅲ アニメファンの聖地への地域愛着

     地域愛着の分析には,単純な嗜好の程度を表す地域愛着(選好),「そこに住みたい」という地域との結び付きを感じる程度を表す地域愛着(感情),「このような地域であって欲しい」という願いの程度を表す地域愛着(持続願望)の3指標を用いた.また地域愛着の形成に影響を与えると思われる要因として聖地巡礼の内容や地域への意識など様々な質問項目を設定した.分析では相関分析とt検定を用いた.

     調査の結果,以下の知見が得られた.まず,アニメファンは聖地に対して一定の地域愛着を持つ(平均:選好4.6,感情3.69,持続願望:3.78/5点満点).また地域愛着(選好)→(感情)→(持続願望)と,より深い次元の地域愛着へと段階的に醸成されること,そして地域愛着の醸成が次回,さらにはコラボ終了後の来訪意欲にも繋がることが示唆された.

     地域愛着(選好)は来訪回数や来訪満足度,地域交流度,SNS利用と関連があり,単純に訪問を重ねることでも醸成されると考えられる.また地域住民との交流機会の創出やSNSの活用を意識したイベント展開で醸成を促せると考えられ,来訪意欲との相関も最も高いことから観光振興を図る上で有効な指標といえる.

     地域愛着(感情)は滞在日数や来訪満足度,地域交流度,SNS利用と一定の関連があり,地域愛着(選好)と同様の施策展開を行うことである程度醸成を促せると考えられる.また「景色が美しいまち」「人のあたたかいまち」「自然豊かなまち」といったイメージを持つ人は高い値を示す傾向にあり,アニメ作中で描かれるイメージを実際に聖地巡礼でも抱けたことで「居場所がある」といった感情が生まれると考えられる.移住者はこの値が高く,そのために移住に至ったと推察される.

     地域愛着(持続願望)は地域愛着(選好・感情)と比べると様々な要素と関連が薄く,来訪意欲との関連も薄い.アニメツーリズムの展開を促す上では有効な指標とはいえないと思われる.

    Ⅳ 聖地移住のプロセス

     聖地巡礼を通じた認知や体験によって地域愛着(選好)→(感情)というように深い次元の地域愛着の醸成に繋がり,これがプル要因となっていた.その際,自然的環境や都市的環境に加え,アニメ聖地巡礼に特有なものとして「地域の人のあたたかさ」「ファンの集う場所」といった社会的環境や「地域に根付いたアニメの存在」が認知され,アニメが媒介となって自らと地域の結び付きを感じる状態になっていた.前環境への不満がプッシュ要因となった場合もあったが,必ずしも移住の決断に際して必要な条件ではなかった.また移住者・移住希望者交流会の定期開催が近年の移住者数の増加に寄与しており,そこでもアニメを通じたコミュニティの形成が参加への障壁を下げ情報交換を促し移住の決断を後押ししていたと考えられる.

    謝辞:調査にご協力頂いたアニメファンの皆様,沼津市の方々に心より感謝いたします.

    参考文献

    風呂本武典 2012. 過疎地域におけるアニメ系コンテンツツーリズムの構造と課題—アニメ「たまゆら」と竹原市を事例に.広島商船高等専門学校紀要 34:101-119.

    喜馬佳也乃・坂本優紀・川添 航・佐藤壮太・松井圭介 2018. リピーターの観光行動からみたアニメツーリズムの持続性—茨城県大洗町「ガールズ&パンツァー」を事例として.筑波大学人文地理学研究 38:13-43.

  • ―エンターテインメント・エデュケーションの視点から―
    成瀨 浩史, 堀井 聡子, 鶴野 充茂, 吉村 健佑
    広報研究
    2022年 26 巻 34-45
    発行日: 2022/04/28
    公開日: 2022/07/25
    ジャーナル オープンアクセス
    マンガ・アニメを用いた広報の感染症対策におけるエンターテインメント・エデュケーションの有用性を検討するため、感染症対策を目的とした厚生労働省の Twitter 投稿のうち、マンガ・アニメを起用した投稿の「いいね」、リツイート、引用リツイート数をそれ以外と比較した。マンガ・アニメを起用した投稿は8 事例あり、これら投稿へのリツイート等の平均値はそれ以外の投稿と比べ高かった。ただしリツイート等の数は投稿期間の長期化により減少する傾向にあった。本結果から、マンガ・アニメの起用は無関心層への訴求に有用性が示唆された。ただし、その効果は一過性であり、マンガ・アニメの放映時期など、外部要因を考慮した投稿により広報効果を高める工夫が必要である。
  • 松井 剛
    マーケティングジャーナル
    2023年 43 巻 2 号 123-126
    発行日: 2023/09/29
    公開日: 2023/09/29
    ジャーナル オープンアクセス HTML
  • 岡本 健
    IATSS Review(国際交通安全学会誌)
    2020年 45 巻 1 号 51-57
    発行日: 2020/06/30
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    まず、コンテンツツーリズムについて、政策的な注目、社会に浸透していった経緯、研究的関心を整理する。その際、筆者のこれまでの研究成果を交えながら紹介していく。次に、コンテンツ産業市場やアニメ産業市場の動向を整理することで、インバウンド振興の可能性について論じる。最後に、コンテンツツーリズム研究から導き出された空間概念を用いて、今後の研究および実践の課題を示すとともに、コンテンツのアーカイブとデータベースの整備の必要性を述べる。

  • 毛利 康秀
    コンテンツツーリズム学会論文集
    2018年 5 巻 34-46
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/09/01
    ジャーナル フリー
    本稿はコンテンツツーリズム領域における心理的・社会的知見の積み増しを目指して、その担い手であるファンの愛好行動に着目し、「フロー理論」およびその応用モデルの検討を通して、コンテンツツーリズムと社会の持続的な発展に寄与する「ファンのあり方」および地域が果たしうる役割について考察するものである。 フローとは、自己の没入感覚を伴う「楽しい経験」を指す。熱狂的なファンはコンテンツツーリズムの主導的な担い手になっているが、それは愛好対象に「はまっている」ことが「楽しい経験」としてフローの状態にあるからと説明することが可能である(ただし「はまる」ことは依存性の問題もはらんでいる)。 近年、愛好対象である「人物」の移動に合わせて旅行するファンツーリズムの研究が進んでおり、コンテンツツーリズムにもその影響が及びつつある。それは「場所」(ロケ地など)の影響をあまり受けない旅行形態であり、ファンと地域の人々との間で交流が生まれるというコンテンツツーリズムの特徴を相殺してしまう。そのような状況であるからこそ、作品にはまり過ぎず、依存し過ぎない、自立した「ファンのあり方」を模索しつつ、ファンと地域の人々が交流することによるメリットを再確認し、積極的に取り組んでいくべきではないかと考える。
  • 地理学評論 Series A
    2018年 91 巻 5 号 411-427
    発行日: 2018/09/01
    公開日: 2022/09/28
    ジャーナル フリー
  • 森 裕亮
    地方自治ふくおか
    2021年 73 巻 6-
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/01
    ジャーナル フリー
  • 田井 浩人
    地方自治ふくおか
    2021年 73 巻 30-
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/01
    ジャーナル フリー
  • 地理学評論 Series A
    2020年 93 巻 2 号 116-142
    発行日: 2020/03/01
    公開日: 2023/02/19
    ジャーナル フリー
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