日本情報の文献を提供するドイツの
図書館
制度は,中央集権化していない。異なる規模,機能をもつ7館を越える
図書館
が,ドイツの
図書館
間貸出制度を通じて,収集と資料へのアクセスの提供について協力し合っている。かつては十分役立ったものの,この制度が,ドイツにおいて増えつつある,日本情報をすばやく入手したい,という要求に応えられるかどうかは,疑問である。日本コレクションを有するヨーロッパ各国の
図書館
と協力することにより,すなわち,日本の雑誌のヨーロッパ総合目録によって,現に所蔵している資料をより良く利用することが,望まれる。ヨーロッパ書誌データベース用の日本語文字の電算処理化や,より良い書誌コントロールの問題も提起されている。
抄録全体を表示