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クエリ検索: "リュウキュウイチゴ"
21件中 1-20の結果を表示しています
  • *三村 真紀子, 矢原 徹一, 三島 美佐子
    日本森林学会大会発表データベース
    2011年 122 巻 Pa1-83
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/03/22
    会議録・要旨集 フリー
  • 中村 剛, 本田 慶司, 谷口 伸二
    日本緑化工学会誌
    2007年 33 巻 1 号 183-186
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/02/21
    ジャーナル フリー
    奄美大島島内の林道のり面で,土壌シードバンクを利用した植生基材吹付工を施工した。島内のオキナワジイ林から採取した森林表土を植生基材に20 %配合し,切土のり面に厚さ3 cmで吹き付けた。施工後1年4カ月目には,オオアブラガヤ,ススキが優占する中にアカメガシワ,カラスザンショウ等24種の木本類が散生する草本群落が成立した。このときの植被率は40 %,生育密度は51 本/m2で,このうち27 本/m2が木本類であった。また表土の発芽試験では,7.2 Lの試料から82個の幼植物が発芽した。
  • *三村 真紀子, 重信 秀治, 山口 勝司
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 S15-3
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    交雑は、他の多くの進化的プロセスと同様に、種の存続にとって負にも正にも働く。交雑には種の崩壊などのリスクが伴う一方、進化的応答の原動力となる多様性を供給する。こうした現象はとくに気候変動の影響をもっとも早く強く受ける種の南北集団において、集団内の多様性をブーストするだけでなく、前適応的な遺伝子変異の供給を可能にするかもしれない。本研究では、屋久島に分布の南限と北限をもつキイチゴ属ヤクシマキイチゴおよび

    リュウキュウイチゴ
    とその交雑帯において、形態および遺伝子変異の分布を解析し、他種に浸透していく遺伝子変異を追った。交雑帯に展開する個体の形態的および成分的特性を解析したところ、葉のクロロフィル・カロテノイド含有量は、遺伝的な交雑度よりも交雑帯をゆるやかに移行していた。また、ゲノムワイドな変異を用いたGenomic Cline解析では、カロテノイド生合成や開花関連遺伝子周辺の領域が、交雑帯を中立予測よりも早く浸透していることが示された。異なる環境に適応する2種が分布域末端で接触することによって、近縁種の交雑とその後の戻し交配を繰り返し、環境の変化に応答しているのかもしれない。

  • *谷口 真吾, 日暮 悠樹, 松本 一穂
    日本森林学会大会発表データベース
    2017年 128 巻 D13
    発行日: 2017/05/26
    公開日: 2017/06/20
    会議録・要旨集 フリー

    【研究目的】亜熱帯常緑広葉樹林を皆伐した直後の天然下種更新地において4成長期にわたり更新稚樹の樹種別の発生、消長と本数、成長に及ぼす微地形の影響を検証した。【方法】調査地は沖縄島北部にある70年生常緑広葉樹林の皆伐地(2011年に4.8haを皆伐)と隣接する残存林である。皆伐地の微地形(凹斜面、凸斜面)と残存林内の林床にそれぞれ実生調査区(凹斜面16㎡、凸斜面16㎡、林内12㎡)を設置した。調査は2012年から2015年までの各成長期にナンバーリングした更新稚樹の樹高、直径を計測した。【結果と考察】凹斜面では加入種が多く、消失種が少ない傾向であり、年々、遷移後期種の定着本数が増加した。凸斜面では加入種と消失種が同数程度であり、樹種の入れ替わりが顕著であった。本数は凹、凸斜面とも

    リュウキュウイチゴ
    やアカメガシワなどの遷移初期種が2成長期までは増加したが、それ以降は減少した。樹高は常に凹斜面が凸斜面よりも高かった。スダジイなどの遷移後期種の樹高は、遷移初期種の本数が減少した2成長期以降に増加した。この結果、凹斜面は凸斜面に比べると遷移後期種が新規に加入定着しやすく、さらに伸長成長しやすい環境であると推察された。

  • 酒井 博, 佐藤 徳雄, 奥田 重俊, 秋山 侃
    雑草研究
    1976年 21 巻 3 号 101-107
    発行日: 1976/10/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    沖繩における放牧用人工草地の雑草調査を行ない, 雑草の種類, 群落区分, その動態について, 次のような結果をえた。
    1) 雑草の種類は主に熱帯, 亜熱帯に分布するものが多く, 温帯に属する内地の種類と異なるが, 草種全体の生活型組成では大きな差異は認められない。
    2) 沖繩本島安田の草地は, スダジイ林を伐採して造成したもので, キク科の一年生雑草が多い。立地条件や放牧強度の差異によりワタナ-チチコグサ群落, バヒアグラス群落, ツルメヒシバ群落, イヌタデ群落, コバナビメハギ-ヒメジソ群落,
    リュウキュウイチゴ
    群落が成立し, 群落間に遷移がみられる。
    3) 石垣島, 与那国島では, 半自然草地を含んで群落を区分した。海岸風衝地域では半自然草地のコウライシバ-ソナレムグラ群集がみられる。隆起珊瑚礁を母材とする石灰質土壌上の草地はチガヤ草原から造成されたものが多く, チガヤ-スズメノコビエ群集が広くみられる。第3紀層砂岩に由来する酸性土壌上では, 前歴が耕作地の草地にノジアオイ-オガサワラスズメノヒエ群落が, 前歴がススキ草原の草地にカラスキバサンキライ-ススキ群落がみられる。
    4) 種の結びつきをもとに, 前記の群落間の類似関係を明らかにし, 人工草地における土壌条件や家畜の放牧圧などに対応した雑草群落の動態について考察を行なった。
  • 中村 剛, 本田 慶司, 谷口 伸二
    日本緑化工学会誌
    2006年 32 巻 1 号 239-242
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/04/10
    ジャーナル フリー
    屋久島内の林道のり面で,土壌シードバンクを利用した植生基材吹付工を施工した。施工地に隣接するスダジイ林から採取した森林表土を植生基材に10~20 %配合し,切土のり面に厚さ5 cmで吹き付けた。施工後1年半の調査では,オオバライチゴ,ウラジロエノキ,ハドノキ等19種の木本植物と20種の草本植物を確認した。この時木本植物の生育密度は,表土配合率が10 %の試験区で9 本/m2,20 %で19 本/m2であった。
  • 酒井 博
    雑草研究
    1984年 29 巻 Suppl 号 205-208
    発行日: 1984年
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
  • 久高 奈津子, 久高 將和
    哺乳類科学
    2017年 57 巻 2 号 195-202
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル フリー

    沖縄島北部のやんばる地域において,ケナガネズミDiplothrix legata(齧歯目ネズミ科)の食性を直接観察と食痕調査により明らかにした.餌品目には植物31種と動物10種が含まれた.摂食した植物の部位は種子22種,果実8種,葉3種,樹皮3種とさまざまであったが,ケナガネズミの食性は主に種子や果実に偏った雑食性であることが示された.また植物の生物季節(フェノロジー)の進行とともに摂食する樹種に変化も認められた.なおケナガネズミの繁殖期は,多様な果実・種子が実る時期と一致していた.本種にとって,餌資源の観点で好適な環境は,多様な植物種が時期をずらしながら通年結実する森林であると結論づけられた.

  • 揚妻 直樹, 揚妻-柳原 芳美
    保全生態学研究
    2018年 23 巻 1 号 145-153
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/23
    ジャーナル オープンアクセス
    屋久島西部の照葉樹林にはニホンジカが非常に高い密度で生息している(100~350頭/km2)。1996年7月にこの地域の急峻な谷で大規模な土石流が発生し、幅数10m、長さ約1kmに渡る植生が、土壌ごと海まで流されて消失した。我々はその後の植生回復状況を把握するため、2007年にこの谷の二ヶ所に半径3mの円形調査区を設置し、つる植物を除く木本植物を対象に高さ5~30cm、30~150cm、150cm以上の個体数、および150cm以上の個体の胸高断面積を計測した。植生構造の変化を把握するため、同様の調査を2011年と2017年にも実施した。土石流発生以降、二つの調査区ともに高さ5~30cmの個体数、150cm以上の個体数、および胸高断面積合計が増加傾向にあることが解った。ただし、調査区内には枯死したカンコノキが数本あった。さらに2017年には、その谷を横断するように幅2mのベルトトランゼクトを3本(長さ16、28、40m)設置して植生を調査した。ベルト内の植物のうち、シカの採食圧に曝される高さ150cm未満の種の被度とシカ採食痕の有無、高さ150cm以上の種の個体数と樹高を記録した。ベルト内の植被度は平均8割で、大きな岩上や流路を除き植物に覆われていた。ベルト内にはシダ植物11種以上、草本植物8種、木本植物39種(つる植物含む)が定着しており、そのうち51種がシカの採食植物で、そこには嗜好種が16種含まれていた。また、高さ150cm以上に生長した木本植物は21種確認され、20種がシカの採食植物であり、そのうち9種は嗜好種(カラスザンショウ、ムラサキシキブ、ヤクシマオナガカエデなど)だった。これらの個体の一部は高さ5m以上に達していた。シカの採食痕はベルトのほとんどの場所で見つかり、シカはこの谷を広く採食場所にしていたことが示された。本調査地では植生が土壌ごと完全に失われた後にシカの嗜好種を含む植物種が定着し、生長していたことから、自然植生が回復しつつあると考えられた。ただし、この植生が今後どのように遷移していくかについては長期的な調査によって検証する必要がある。
  • 米倉 浩司
    植物研究雑誌
    2024年 99 巻 6 号 xiii-xxiii
    発行日: 2024/12/20
    公開日: 2024/12/20
    ジャーナル フリー
  • 大宜見 朝栄, 久保 芳文, 樋口 浩, 瀧川 雄一
    日本林学会誌
    1990年 72 巻 1 号 17-22
    発行日: 1990/01/01
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    沖縄,鹿児島,宮崎および高知県内のヒメユズリハの幹,枝にこぶ(癌腫)を形成する新しい細菌による病害が発見された。こぶの大きさは,小豆大から拳大で,こぶの表層は淡褐色ないし褐色で,不規則な割裂を伴い粗造である。こぶ形成後の病徴の進展は,枝幹をほぼ水平方向に巻く傾向がうかがわれた。こぶ組織から分離された病原細菌の細菌学的性質は,木本植物にこぶ彩成能のあるPseudomonas syringae VAN HALL. の既知病原型にきわめて類似していた。しかし,本菌はヒメユズリハにのみ病原性を有し,宿主範囲が他の病原型とは明瞭に異なった。これらの結果からヒメユズリハのこぶ病菌をPseudomonas syringae pv. daphniphylli pv. nov. と命名し,病名を新たにヒメユズリハこぶ病Bacterial gall disease of himeyuzuriha (Daphniphyllum teijsmanni ZOLL.) と呼称することを提案した。本菌のpathotype strainとしてDAT 1 (ATCC 49211, NCPPB 3619, ICMP 9757) を指定した。
  • 有田 豊, 猪又 敏男, 池田 真澄
    やどりが
    1994年 1994 巻 159 号 2-29
    発行日: 1994/11/10
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
  • 川西 基博, 酒匂 春陽, 相場 慎一郎, 藤田 志歩, 鵜川 信, 榮村 奈緒子, 田金 秀一郎, 宮本 旬子
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2021年 30 巻 6-24
    発行日: 2021/09/30
    公開日: 2021/09/30
    研究報告書・技術報告書 フリー

    世界自然遺産候補地の奄美大島と徳之島の照葉樹林において森林調査区を設定し,動植物のモニタリング体制の構築を進めている.本研究では,奄美大島の照葉樹林において情報の乏しい国有林以外の森林域を中心に,伐採履歴および微地形と種多様性との関係を把握することを目的として調査を行った.その結果,尾根に近い上部斜面域と,深い谷に面した下部斜面域では照葉樹林の構成種に共通性が見られるものの,明瞭に分布パターンが異なる種があることが明らかになった.特に,シダ植物やラン科植物などの地生草本は下部斜面域に分布する種が多く,非伐採地を中心に絶滅危惧種を多く含む着生植物の生育地となっていた.さらに,地点数-累積種数関係から下部斜面域の非伐採地では地点間の種組成の違いが大きく,ベータ多様性が全体の種多様性に大きく貢献していると考えられた.一方,伐採地に遍在する落葉樹や,尾根など上部斜面域に遍在する高木種や低木種もあった.以上の結果から,流域全体の植物の多様性が維持されるためには,尾根から谷までの斜面上のそれぞれに生育立地が存在することが不可欠であると考えられた.

  • 大宜見 朝栄, 川野 千尋, 樋口 浩, 瀧川 雄一
    日本林学会誌
    1992年 74 巻 4 号 308-313
    発行日: 1992/07/01
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    鹿児島,沖縄両県内のシャリンバイ,オキナワシャリンバイ,ホソバシャリンバイの幹,枝および葉柄等にこぶ(癌腫)を形成する新しい病害が発見された。こぶの表層は淡褐色ないし黒褐色で,不規則な割裂を伴い粗造となった。こぶ組織が幹,枝を一周すると,それから上部の枝幹は衰弱し枯死する。こぶ組織から分離した病療細菌の細菌学的牲質は木本植物にこぶを形成する既知のPseudomonas syrigae VAN HALLの病原型のそれに,きわめて類似していた。しかし,:本菌はシャリンパイにのみ病原性を有し,宿主範囲が他の病原型とは明らかに異なっていた。これらの結果からシャリンバイのこぶ病菌をPseudomonas syrigae pv. nov. と命名し,病名を新たにシャリンバイこぶ病〔Bacteria gall disease of sharinbai (Phaphiolepis umbellata MAKINO)〕と呼称することを提案し,本菌のpathotype strainとしてRU 2 (ATCC 49212, NCPPB 3618, ICMP 9756) を指定した。
  • 下園 寿秋, 宮里 学, 図師 朋弘, 穂山 浩平, 中村 清治
    日本緑化工学会誌
    2007年 33 巻 4 号 596-600
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/12/05
    ジャーナル フリー
    奄美大島の林道切土法面において,島内の地域性種苗を植栽して緑化試験を行った。1 年目の北向き法面では植栽したニシヨモギが良く繁茂したが,南向き法面では植栽苗による被覆は小さかった。2 年目の北向き法面では植栽種より侵入した帰化草本等の方が繁茂していた。南向き法面では侵入種は少なく,植栽した草本類が順調に成長していたが,シダ類の被覆率は低かった。
  • 寺田 千里, 立澤 史郎, 川村 貴志, 藤岡 正博
    保全生態学研究
    2010年 15 巻 2 号 193-201
    発行日: 2010/11/30
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル オープンアクセス
    林道の敷設が屋久島に生息するヤクシカの食物資源の増加に寄与している可能性について検討するために、屋久島の林道脇と森林内部における食物現存量と食痕数を調べた。調査地は鹿児島県屋久島北東部の小瀬田林道周辺(標高150〜180m)のスギ人工林(34年生)と広葉樹二次林(36年生および47年生)に設けた。2006年7月〜2007年5月の期間、2ヵ月おきに各調査地の林道脇と森林内部の林床植物を刈り取り、乾燥重量を計測し食物現存量とした。また、各調査地の林道脇と森林内部で食痕数を数えた。食物現存量は人工林、二次林ともに森林内部より林道脇で多く、二次林の森林内部が特に少なかった。食痕数も同様に人工林、二次林ともに林道脇で多く、二次林の森林内部が少なかった。これらの結果から、屋久島では林道脇の植物及び人工林の森林内部の林床植物が、餌資源としてヤクシカに多く利用されていることが示唆された。林道の敷設と人工林化は、個体数増加の一要因になっているのではないかと考察した。
  • 西野 貴晴, 北村 俊平
    Bird Research
    2022年 18 巻 A1-A19
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/23
    ジャーナル フリー

     バラ科キイチゴ属(Rubus)は先駆性の低木種であり,開放的な環境が形成されるといち早く侵入・繁茂し,さまざまな鳥類や哺乳類が果実を利用する典型的な周食型散布植物である.本研究では,自動撮影カメラを用いて,中部日本のスギ林に生育するキイチゴ属3種(クサイチゴ Rubus hirsutus,モミジイチゴ R. palmatus,クマイチゴ R. crataegifolius)の量的に有効な種子散布者を明らかにすることを目的とした.調査は石川県農林総合研究センター林業試験場内のスギ人工林において,間伐施業後に出現したキイチゴ属3種を対象として,2019年5月9日~7月10日に行なった.自動撮影カメラLtl-Acorn6210MCをもちいて,熟した果実(クサイチゴ108個,モミジイチゴ489個,クマイチゴ168個)と落果(モミジイチゴ32個)の果実持ち去り動物を記録した.キイチゴ属3種ともに3週間で83%以上の果実が樹上から消失した.果実持ち去り数の割合が上位の動物は,クサイチゴでアナグマ(総持ち去り数の30.4%),ニホンザル(27.8%),ヒヨドリ(19.0%),モミジイチゴでヒヨドリ(59.7%)とニホンザル(37.4%),クマイチゴでヒヨドリ(78.2%)とニホンザル(20.4%)だった.ヒヨドリが散布したクマイチゴの種子の発芽率は3.2%(N=189)だった.果実持ち去り数が上位であったヒヨドリとニホンザル,さらにアナグマはキイチゴ属3種の量的に有効な種子散布者と考えられた.これらの3種の動物は,発芽能力のある種子を散布し,その散布範囲は動物種によって数十ヘクタールから数平方キロメートルの範囲内に散布する可能性があることから,質的にも有効な種子散布者である可能性が高いと考えられた.

  • ―熱帯系シダ草原の群落体系―
    村上 雄秀, 西川 博章, 勝山 輝男
    生態環境研究
    2015年 21.22 巻 1 号 1-41
    発行日: 2015/12/28
    公開日: 2021/07/20
    ジャーナル フリー

    A comprehensive phytosociological study of Kozu Island in the Izu Islands was carried out. As a result, 22 associations, 20 communities, and 1 plantation, a total of 43 vegetation units, were classified. On Kozu Island, the vegetation height of forests reduces significantly with increasing elevation. Forests with vegetation height of 10 m are not seen at elevations of 200 m or more, and only scrub vegetation height of less than 5 m is seen at elevations of 400 m or more. But on Mikura Island of the Izu Islands, forests of 25 m height have reached 500 m above sea level. A factor to be mentioned is that the mountainside near 400 m elevation at Mount Tenjosan has become a steep slope on Kozu Island. The most recent eruption of Kozu Island was 1,177 years ago, and that of Mikura Island was 6,300 years ago. For this reason also there is a difference in the successional stage of the primary succession. In Alnus sieboldiana scrub on Kozu Island, endemic species of the Fossa Magna Region accounted 49.2% of all occurrences in 17 species. On the Izu Peninsula, there were 3.6% of all occurrences in 30 species. Due to the fewer competing species on Kozu Island, it has been estimated that the environment is suitable for speciation. The vegetation system of tropical fern grassland in Japan and Malaysia, including Kozu Island, was considered. We described a new class: Blechno-Dicranopteridetea, one new order, one new alliance, and four new associations. A new association, Gleichenio-Dicranopteridetum linearis occupies a large area of the mountainside of Mount Tenjosan on Kozu Island.

  • 村上 雄秀
    生態環境研究
    2004年 11 巻 1 号 Body2-
    発行日: 2004/12/30
    公開日: 2018/04/10
    ジャーナル フリー
  • 人と自然
    2014年 25 巻 133-160
    発行日: 2014年
    公開日: 2019/01/21
    ジャーナル フリー
    日本におけるニホンジカの採食植物および不嗜好性植物について既存文献を元に一覧表を作成した.67文献を調査した結果,143 科900 種がリストアップされ,そのうち採食植物と判断されている種は114 科646 種,不嗜好性植物と判断されている種は68 科135 種,採食植物・不嗜好性植物のどちらにも判断されている種は119 科62 種であった.リストアップされた採食植物で種数が多かった科の上位3 科はキク科(60 種),バラ科(41 種),イネ科(31 種)であった.また不嗜好性植物で種数が多かった科の上位3科はキク科(8 種),サトイモ科(7 種),シソ科(6 種)であった.
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