TI-59の臨床応用プログラム4種を紹介した.実際に使用して, メモをとる手間もいらず, きれいなハードコピーが得られて便利であった.文献やノートをひっぱり出すまでもなく, 小さな磁気カードを計算器に読ませるだけで, 手軽に計算がおこなえる.とくにKICGやRmaxは作図の際とかく主観に左右されがちであるが, 推計学的に正確な直線が得られるので非常に有用である.なお, 長いプログラムをキーインするときは, 必ずといってよいほどミスがある.ミスの発見(デバッグ)には細心の注意をはらい, 何度もチェックする必要がある.すべてのプログラム, サブルーチンがうまくrunすることを確認してから, 磁気カードに記録するようにしたい.
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