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クエリ検索: "ロイヤルクイーン"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • *荒木 葉子, 笹原 麻希
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2010年 22 巻 2P-21
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/08/27
    会議録・要旨集 フリー
    新種イチゴ「
    ロイヤルクイーン
    」の成分分析および調理加工への応用 ○荒木葉子・笹原麻希(新渡戸文化短期大学) 【目的】「
    ロイヤルクイーン
    」はや栃木県の個人育種家の品質改良により生まれた新種のイチゴである。2008年12月から都内の一部のデパートや青果店に見られるようになり、今後さらに市場に普及していくものと思われる。そこで、他品種のイチゴの体成分と比較するためにビタミンC、糖度の測定を行った。また、生食や調理加工品の試作とともに、これらの官能検査を行い、「
    ロイヤルクイーン
    」の普及に向けた基礎的知見を得ようと考えた。 【方法】「
    ロイヤルクイーン
    」は出光興産株式会社より提供していただいた。総ビタミンC量は、東亜電波工業(株)製VC-110ビタミンC計を用いて測定した。糖度は、(株)アタゴ手持屈折計N1(Brix0~32%)を用いて測定した。また、「
    ロイヤルクイーン
    」「とちおとめ」「紅ほっぺ」の生イチゴの香り、色、酸味、甘味、総合の各項目について本学学生10名をパネルとして評点法により官能評価を行った。 【結果および考察】各種イチゴの総ビタミンCの測定を行った結果、「
    ロイヤルクイーン
    」が731mg(乾燥物試料100gあたり、以下同様)「とちおとめ」が773mg、「紅ほっぺ」が479mgとなった。五訂増補食品成分表のイチゴのビタミンC量が600mgであるのに対し「
    ロイヤルクイーン
    」は731mgと比較的高含量であることが分かった。また、糖度の測定では、「
    ロイヤルクイーン
    」は9.3度、「とちおとめ」は6.8度、「紅ほっぺ」は8.4度となり、供試イチゴの中では最も「
    ロイヤルクイーン
    」の糖度が高かった。官能検査の結果、「
    ロイヤルクイーン
    」は「とちおとめ」に比べて危険率5%で有意に好ましいと評価された。調理加工品としては麺類・スープ・サラダ・菓子などに「
    ロイヤルクイーン
    」を使った料理を試作した。比較的酸味の強い品種であるため、ドレッシングやソースなどへの利用が有効であるが、菓子他さまざまな料理への応用が可能であることが確認された。
  • *笹原 麻希, 荒木 葉子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2011年 23 巻 A2p-17
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】演者らは昨年の本学会において新種イチゴ「
    ロイヤルクイーン
    」の成分分析および調理加工への応用を報告した。「
    ロイヤルクイーン
    」の市場展開が進む中で、新たに粉末加工品が開発されたので、そのビタミンC量を測定するとともに、これを応用した加工食品を試作し、調理加工への応用を検討することとした。また、市販されているイチゴ加工品を使用した加工食品との官能評価による品質比較を行った。 【方法】「
    ロイヤルクイーン
    」の粉末加工品は、出光興産株式会社より提供していただいた。東亜電波工業(株)製VC-110ビタミンC計を用いて粉末に含まれる総ビタミンC量を測定し、室温で4週間保存して経時的な変化を調べた。調理加工については、菓子に着目し、チョコレート、キャラメル及びクッキーに「
    ロイヤルクイーン
    粉末を練り込んで作成した。次に、
    ロイヤルクイーン
    粉末を使用したチョコレート(粉末20%添加)、果汁入りの市販品、無果汁タイプ(フレーバーのみ使用)の市販品の3種類のイチゴチョコレートを対象に、味、香り、見た目の3項目について3点比較法により官能検査を行った。 【結果および考察】
    ロイヤルクイーン
    粉末の総ビタミンCの測定を行った結果、初期値は385mg(100g乾物あたり)となり、4週間経過しても大きな変化は見られなかった。この結果から、粉末化することによって安定したビタミンC量が摂取できるものと考えられた。また、各種菓子メニューに
    ロイヤルクイーン
    粉末を添加して試作を行ったところ、調理加工適性に問題は認められなかった。その一つであるチョコレートについて市販品とともに官能検査を行った結果、危険率5%で色・香りが有意に好まれた。「
    ロイヤルクイーン
    」の特徴である酸味や香りが強く出ており、菓子に加工しても独特の風味特性が失われないことが示された。
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