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クエリ検索: "上尾市立南中学校"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • *柏倉 美沙
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 C6
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    森林教育を行う上で、生徒が森林の諸科学の知識を用いて解決する学習活動を展開するためには、生徒の森林の研究内容に関する興味・関心を知ることが重要といえる。そこで、S県A市の中学3年生129名に対して、森林研究に関する興味・関心について、内閣府が2011年12月に実施した森林と生活に関する世論調査の項目のうち、森林への親しみ、森林に期待する働き、森林ボランティア活動への参加意欲、森林に行く目的の4つを調査した。あわせて、第129回日本森林学会大会の14部門の研究内容を示す文章を提示して、興味・関心のある研究内容を3つまで選択させた。調査の結果、中学生が森林に求める機能については地球温暖化防止が最も多く、防災に関する回答が少なかったこと、森林ボランティアの活動が「わからない」と答えた生徒が2割弱みられたことから、中学校での学習内容や都市住民としての森林との関わり方が影響していると考えられた。中学生が興味・関心を持つ森林研究については動物・昆虫や風致に関する内容を挙げる者が多く、森林への漠然としたイメージや学校行事としての宿泊体験学習での活動内容が影響しているものと考えられた。

  • 柏倉 美沙, 東原 貴志, 井上 真理子
    日本産業技術教育学会誌
    2017年 59 巻 2 号 107-114
    発行日: 2017/06/30
    公開日: 2019/12/26
    ジャーナル オープンアクセス

    育林の研究では,長期にわたって森林を育成するための計画立案にコンピュータシミュレーションが活用されている。そこで本研究では,森林構造の3次元表示ソフトウェア(Forest Window)と収穫表作成ソフトウェア(LYCS)を活用した中学校技術・家庭科技術分野の林業実習を立案し,中学生を対象とした人工林での測樹と間伐実習,コンピュータシミュレーションによる森林の3次元表示と収穫表作成の林業実習を行った。その結果,コンピュータシミュレーションソフトウェアの操作方法は容易で,森林構造の理解と収穫量の予測に役立ち,林木の育成に長い期間を必要とする林業技術について実習を通じた学習が可能となった。

  • 東原 貴志, 宮尾 鮎丸, 荒木 祐二
    日本森林学会誌
    2020年 102 巻 1 号 58-68
    発行日: 2020/02/01
    公開日: 2020/04/01
    ジャーナル フリー

    本研究では,1999 年,2009 年および2018 年告示の新旧高等学校学習指導要領における森林・林業に関係する3科目(「森林科学」,「森林経営」,「林産加工」もしくは「林産物利用」)の教育内容について,林業の専門書の内容と,技術科教育の視点から提案されている生物育成技術を構成する概念群を用いて分類した。その結果,2009 年の学習指導要領では,はじめに森林と社会の関係性を学習しており,なおかつ3科目で内容の重複がみられることが明らかとなった。2018 年の新しい学習指導要領では,問題の解決に取り組む授業として,森林の育成と活用の実践,森林経営の実践,林産物利用の実践が位置付けられると考えられた。一方で,専門書の一つの章に記述され,生物育成技術の概念群を構成する内容にもかかわらず,育苗と育種に関わる技術の指導項目が森林科学から削除されていることが明らかとなった。

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