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クエリ検索: "上野砂糖"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • -味覚による体感や視覚で学ぶ-
    西野 秀昭
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2007年 24 巻 2 号 133-136
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    中学校理科「生命を維持するはたらき」の教員研修において,消化のしくみを呈色反応で確かめる以外に,視覚的に捉える実験方法はないか,という要望が教師から出されていた.そこで,視覚に加え味覚にも着目し,食品として販売されている,デンプンとブドウ糖の味の違いを事前に確認することから実験を始め,デンプンとブドウ糖を混ぜた混液をろ過すると,デンプンはろ紙に残りブドウ糖はろ液に出てしまうことを味で確かめ,デンプンは大きな分子であり,ブドウ糖は小さな分子であることを実感する実験や,デンプンをホットプレートで温めながらアミラーゼを加えてデンプンを水飴状に変えて味をみる実験,焼き芋はアミラーゼを働かせるために低温で長い時間焼く方が甘くなること,水や加熱しただ液,未処理のだ液のうち,馬鈴薯デンプンでできた袋状のオブラートが最初に溶けて漏れてくるのは未処理のだ液であることから考察する実験など紹介した.事後アンケートの結果,授業で取り入れたいとの回答が参加者全員から得られた.(431 文字)
  • 増田 秀樹, 深尾 奈央, 小林 里穂, 蜂須賀 祥子, 森 紀之
    日本食品科学工学会誌
    2017年 64 巻 4 号 200-210
    発行日: 2017/04/15
    公開日: 2017/04/29
    ジャーナル フリー

    官能評価(試験1,2)により,刺激的な香味が軽減された液状ウィンターセイボリーエキス(WSL)の用量(0.25g ; カルバクロール(CAR)含有量 : 0.075mg,チモール(THY)含有量 : 0.015mg)とWSLの濃度(0.25% ; CAR濃度 : 0.75ppm,THY濃度 : 0.15ppm)を決定した.次いで,試験1,2で定めた用量と濃度のWSL含有飲料(DK1) 100mLの摂取試験を行なった(試験3).その結果,上肢(手首,手指),下肢(足首,足指)の体表温低下が有意に抑制され,首の体表温が有意に上昇した.さらに,口腔·咽頭内での刺激が体温変化に関与しているかどうか明らかにするため,ウィンターセイボリーエキス粉末(WSP)(80mg ; CAR含有量 : 0.075mg,THY含有量 : 0.015mg)のカプセル(CP)摂取試験を行なった結果,上肢のみに有意な体表温低下抑制効果がみられた(試験4).次いで,口腔内刺激の強弱を決定する因子となるCAR,THY濃度が重要であるのか明らかにするため,試験3と同用量のWSLを含有し,希釈媒体量を100mLから20mLに低減することでCAR,THY濃度をDK1の5倍に高めたWSL含有飲料(DK2)の摂取試験を行った(試験5).その結果,DK2摂取群(上肢,下肢に有意な体表温低下抑制 ; 額,首に有意な体表温上昇 ; 鼓膜温(深部温)の有意な上昇)は,DK1摂取群(上肢,下肢に有意な体表温低下抑制 ; 首に有意な体表温上昇)に比べ体温に影響がみられる部位が増加した.DK1摂取群とCP摂取群の比較,DK1摂取群とDK2摂取群の比較から,体温変化に,CAR,THYによる口腔·咽頭内の神経刺激が関与していることが示唆された.本結果から,ウィンターセイボリーが手軽に飲用し得る冷え抑制効果素材として有用なことが分かった.さらに,体温変化をもたらす同様な成分についても,口腔·咽頭内刺激を利用することにより,効果が増強される可能性があると考えられる.

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