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クエリ検索: "中尾アルミ製作所"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 平塚 広, 竹野 健次, 渡辺 昌規, 佐々木 健
    日本食品工学会誌
    2003年 4 巻 3 号 91-98
    発行日: 2003/09/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    最近, 電磁調理器が普及しつつあるが, 従来のガス加熱よりも味が乗らないなどの現象が認められる.このことに対し, 我々は調理の際, 水の水質変化が調理に影響しているのではないかと推理し, 電磁加熱とガス加熱の際水質変化がどのようになっているかを検討した.提供された鍋に水道水を入れ, それぞれ電磁調理器, ガス加熱調理器で加熱して水質変動を追跡した.加熱小の場合, 双方の水質に変化は認められなかったが, 加熱大の場合, 電磁加熱では硬度の変化, pHの上昇などの水質変動が認められた.ガス加熱の場合では, 変動は著しいものではなかった.純水を用いた実験では水質変化は起こらなかった.水質変化は鍋表面からのCa, Mgなどの溶出により起こるものと推定された.鍋自体からの溶出でなく, 水道水成分が鍋表面に付着し, それが剥離し, 水質変化を引き起こすと示唆された.
  • (第2報)反転タイミングの違いがもたらす殺菌価への影響
    石渡 奈緒美, 堤 一磨, 福岡 美香, 渡部 賢一, 田口 靖希, 工藤 和幸, 渡辺 至, 酒井 昇
    日本調理科学会誌
    2012年 45 巻 4 号 275-284
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/01/31
    ジャーナル フリー
     IHクッキングヒーターとフライパンによりハンバーグを片面焼成し,一度反転させた際の伝熱と形状変化の解析ならびに,大腸菌O157:H7を対象とした殺菌価を算出した。初期中心点の温度が20,30,40および50℃到達時,反転させた伝熱解析値ならびに形状変化は実験値と一致した。なかでも形状変化は,反転直前は初期中心点が厚みの半分より上に,調理終了時は半分より下に位置する実験結果を再現した。殺菌価は,50℃反転試料以外は初期中心点が75℃ 1分を保持していても,調理終了時の試料上面の殺菌価は不十分であると判明した。そこで試料全体が十分な殺菌価を得るのに要する時間を算出した結果,40℃反転試料が最も焼成時間が短く,加熱負荷が最も少ないことが明らかとなった。また,厚みを変化させ,反転温度40℃を対象とした同様な解析を行ったところ,厚み2.0 cm程度が本調理条件において最適な試料の厚みであると示唆された。
  • (第1報)モデル試料を用いたIHクッキングヒーターによるフライパン焼成伝熱および水分移動モデルの確立
    石渡 奈緒美, 堤 一磨, 福岡 美香, 渡部 賢一, 田口 靖希, 工藤 和幸, 渡辺 至, 酒井 昇
    日本調理科学会誌
    2012年 45 巻 4 号 265-274
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/01/31
    ジャーナル フリー
     IHクッキングヒーターを加熱源とし,フライパンでハンバーグを片面ずつ焼成する時の温度と水分移動を予測できる数学モデルを構築するため,モデル試料(シリコン,ボロニアソーセージ)を用いた解析を行った。蓋をしたフライパン内全体を調理空間とみなした伝熱モデルは,IH発熱層,フライパン伝熱層,フライパンと試料との接触層および試料から構成される伝導伝熱領域と,フライパン内の空気との熱伝達からなる。試料表面と空気との熱伝達とともに,フライパンから空気への放熱が,試料の温度上昇に影響をおよぼすことから,試料のないフライパン面と空気との熱伝達も考慮した。水分移動の計算では,試料表面とともに,試料内部も水分蒸発の計算領域とした。本モデルの妥当性を検証するため,調理中に形状が一定とみなせるボロニアソーセージを用い,中心温度50℃で一度反転させた際の温度と含水率変化を算出した。その結果,解析値は実験値と同様な傾向を再現可能であった。
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