海底広域研究船「かいめい」のCTD多連採水システムについて慣熟航海(KM16-02,KM16-08,KM17-01)が実施された。「かいめい」のCTD多連採水システムはアラミド繊維ケーブルウインチで運用され,12LニスキンX採水器36本掛け採水システムにより水深10,500mまでの採水が可能である。これまで水深7000m超の超深海水塊を対象とした観測は,システム耐圧性能あるいはケーブル長の制約により極めて限定的であったが,「かいめい」によってCTD多連採水システムを用いた超深海域水塊の学際的詳細調査が可能になった。
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