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クエリ検索: "中村美優"
7件中 1-7の結果を表示しています
  • ~心理学的指標を基にして~
    森本 栄一, 橋本 貴充
    グローバルビジネスジャーナル
    2021年 7 巻 3 号 13-20
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/28
    ジャーナル フリー
    高齢者社会となったわが国では,シニアビジネスの市場規模が拡大しており,高齢者との効果的なコミュニケーションのために,高齢者に関するイメージを科学的に検証する必要がある.本研究では,大学生が抱く高齢者のイメージをシニアビジネスに適用するために,大学生を対象として高齢者との関わりや高齢者イメージを測定し,パーソナリティ特性および祖父母との関係が高齢者イメージに与える影響を分析した.その結果,「出世,名誉欲」の高齢者イメージが協調性と負の相関があり,祖父母との関係を肯定的に評価する参加者ほど高齢者の「共感関係性」が高いイメージをもつ傾向があった.また「共感関係性」イメージは,祖父母との関係評価の大半が高い群と低い群の間で差があり,「目標,達成」イメージは,時間的展望促進機能と世代継承性促進機能が高い群が高く評価した.以上より,介護支援サービスの広告など高齢者に関わるマーケティングメッセージは,祖父母との関係評価が高い層をターゲットとすることが有効で,祖父母の影響と家族との類似性を認める層で富裕層をターゲットにしたシニアビジネスが有効であることが確認された.
  • 箕輪 千佳, 小板橋 喜久代
    日本看護技術学会誌
    2011年 10 巻 2 号 30-39
    発行日: 2011/08/20
    公開日: 2016/08/01
    ジャーナル フリー
     本研究の目的は,周術期にある患者に自律訓練法を用い,不安と疼痛への影響について,生理的指標と主観的指標により検討することである.
     乳がんの手術を受ける 16名を,自律訓練法を行う群 (n=8) と対照群 (n=8) に振り分けた.評価指標として心拍変動 (heart rate variability : HRV),心拍数,血圧,状態 ・ 特性不安尺度 (State ‐Trait Anxiety Inventory : STAI),痛みの視覚的アナログ尺度 (Visual analogue scale : VAS) を用い,術後 18時間の鎮痛剤使用回数,内省報告を参考とした.介入群は,背景公式と標準練習第一公式までを3分間行い,対照群はその間閉眼安静とした.手術前日と術後3日間,介入の前後で比較した.
     HRVの高周波成分 (high frequency components : HF) の変化率は,術後1日目(p=0.046),と3日目 (p=0.021) において,対照群より介入群が有意に増加し,LF (low frequency components ) /HFの変化率および収縮期血圧および心拍数は有意差が認められなかった.
     術後1日目の STAI状態不安に交互作用が認められ ( F ( 1,14) =5.675,p=0.032)対照群より介入群が有意に低下し,術後2日目は介入前後で介入群に主効果が認められ(F (1,14) =4.99,p=0.042),介入群では中等度の不安度になった.痛みの VASは術後3日間,介入群が介入前から継続して低かった.内省報告では,全員がリラックス反応とみられる状態になったことを報告した.術後 18時間の鎮痛剤使用回数に有意差は認められなかった (p=0.060).
     自律訓練法は,術後患者の副交感神経活動を亢進させ,不安と痛みを緩和する可能性があることが示唆された.
  • 隅田 千絵, 細田 泰子, 星 和美
    日本看護研究学会雑誌
    2013年 36 巻 2 号 2_59-2_67
    発行日: 2013/06/01
    公開日: 2016/03/05
    ジャーナル フリー
    目的:看護系大学生の臨地実習におけるレジリエンスの構成要素を明らかにする。
    方法:臨地実習を終了した看護系大学4年次生12名に対し,半構成的面接を実施し,質的記述的に分析した。
    結果:看護系大学生のレジリエンスとして【信頼する他者から学生が受ける支援】【学生の内面的な強み】【学生が主体的に実行すること】の3つの構成要素が抽出された。これらはGrotbergの示した外的サポートを表す「I Have」,内的強さを表す「I Am」,問題解決スキルを表す「I Can」の3つの側面に共通した結果となった。
    結論:看護系大学生は信頼する他者からの支援を受け,学びを得るために意欲や目標をもって行動し,感情の自己調節を行いながら他者と協調することによって主体的に問題解決しており,臨地実習における困難を乗り越えていることが明らかとなった。学生のレジリエンスを引き出すためには,学習環境の調整の重要性が示された。
  • 鈴木 洋子, 河津 芳子
    日本看護研究学会雑誌
    2018年 41 巻 1 号 1_47-1_57
    発行日: 2018/04/20
    公開日: 2018/05/10
    [早期公開] 公開日: 2018/02/02
    ジャーナル フリー
    目的:卒後2年目看護師のリアリティショックと職場環境要因の関連を探ることを目的とした。
    方法:対象は,日本病院会一覧から無作為に抽出した関東・関西・中京圏の施設に勤務する2年目看護師270名である。平賀・布施(2007)のリアリティショック構成因子と職場環境要因に関する自記式質問紙調査を行い,個人による郵送法とした。結果は,統計学的に分析を行った。
    結果:2年目看護師のリアリティショックは,第1因子『先輩看護師の支援不足』,第2因子『精神的負担』,第3因子『身体的負担』,第4因子『死にゆく患者の処置』,第5因子『1人当たりの業務量の負荷』,第6因子『モチベーション低下』であった。職場環境を否定的にとらえている者ほど,リアリティショックを感じていた。
    結論:2年目看護師のリアリティショックは,職場環境との関連が示唆されたことから,2年目看護師の職場環境の見直しや改善がリアリティショックを低減または回避させると思われる。
  • 室屋 和子, 佐藤 一美, 出口 由美, 竹山 ゆみ子, 正野 逸子, 金山 正子
    Journal of UOEH
    2004年 26 巻 3 号 391-403
    発行日: 2004/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    高齢者擬似体験の教育効果と今後の課題について示唆を得る目的で, 学生の対象理解と援助者の役割に関する学びを自由記述レポート(4800字以内)から分析した. その結果, 対象理解に関する学びとして「加齢に伴う身体的変化の特徴」「身体的変化によりもたらされる日常生活動作への影響」「生活行動によってもたらされる身体・健康への影響」「生活行動によって生じる心理的影響」「生活行動によって生じる他者への思い」「高齢者の社会的立場・関係性の変化」が, 援助者役割に関する学びとして「援助の方法・援助者の役割」「環境の調整」が抽出された. 高齢者擬似体験は, 学生が加齢による身体的変化の理解を深め, さらに, 身体的変化に伴う日常生活行動への支障や, 身体・健康への二次的影響について考えを発展させることを可能にしていた. また, 体験を通して援助者役割や具体的な援助方法の学習へと発展可能な教育方法であることが確認された.
  • 谷本 千恵
    日本看護研究学会雑誌
    2007年 30 巻 5 号 5_61-5_70
    発行日: 2007/12/01
    公開日: 2016/03/31
    ジャーナル フリー
     本研究の目的は保健師の当事者グループに対する認識と関わりの実態を明らかにし,セルフヘルプ・グループとしての機能を発揮するための支援方法の基礎資料を得ることである。A県内の保健師348名全員を調査対象者とし自己記入式調査票を郵送した。149名を有効回答とし分析対象とした(有効回答率42.8%)。保健師はサポートグループを立ち上げセルフヘルプ・グループを目指して支援していた。サポートグループとセルフヘルプ・グループに共通の援助機能を認識していたがセルフヘルプ・グループ独自の援助機能についての認識は低いことが示唆された。当事者グループへの支援は当事者の主体性を重視しつつも場合によっては専門職のリーダーシップやサポートが必要と考えていた。9割が当事者グループへの関与は自身にプラスになると認識していた。当事者グループの発達段階に応じた支援方法を検討していくためにも当事者グループの呼称統一の必要性が示唆された。
  • 笠原 幸子
    社会福祉学
    2015年 56 巻 3 号 179-189
    発行日: 2015/11/30
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
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