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クエリ検索: "今井麻美"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 坂上 裕子, 金丸 智美
    保育学研究
    2017年 55 巻 3 号 21-32
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/03/16
    ジャーナル フリー

    本研究では,子どもが幼稚園生活に慣れるまでの過程を母親がどう支えてきたのかを,母親へのインタビューから検討した。通園をめぐり泣きや抵抗を示した子どもの母親は,幼稚園での子どもの様子を心配していたが,家では子どもがリラックスできるよう,甘えさせたり園のことを訊かないようにしたりしていた。その結果,母親は,子どもの様子を知りたいけれども知り得ない状態に置かれた。そのジレンマに母親がどう対処したかは,園からの連絡の多寡によっても異なり,入園後間もない時期に,家庭と園が子どもの様子を互いに伝達,共有することの重要性が示唆された。

  • ―保育者と仲間の存在に着目して―
    齊藤 多江子, 増田 まゆみ
    日本家政学会誌
    2018年 69 巻 9 号 657-666
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/27
    ジャーナル フリー

      The aim of this research is to study the effects of dividing a childcare room into several small spaces which provide a calm environment suitable for play, with a specific focus on how one-year old children moved in the newly-partitioned room. We examined the characteristics and background of the movement of children by paying attention to situations where childcare teachers or other children were present or not.

      It became clear that the presence of childcare teachers and other children in the partitioned childcare room had an influence on the way children in the one-year old class chose to play. In addition, in order to carefully plan the provision of a calm environment suitable for play for children in small spaces, the perspectives that are considered to be important are, (1) a place where childcare teachers and children's peers are present and, (2) play contents that make use of a small space.

  • 水枝谷 奈央
    子ども家庭福祉学
    2020年 20 巻 40-52
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2023/01/24
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,母親がもつ担任保育士への信頼感の醸成プロセスを探索的に明らかにすることにある.2018年7月~9月,東京都内に在住し,認可保育所,地域型保育事業を利用する子どもの母親11名を対象に半構造化インタビューを実施,M-GTAにて分析した.結果として,《担任保育士の保育に関する信頼感の醸成プロセス》,《保護者と担任保育士の連携に関する信頼感の醸成プロセス》,《家庭での子育ての相談に関する信頼感の醸成プロセス》の3つの枠組みが把握された.1つ目の保育の信頼感は,保育士の子どもへの穏やかな眼差しにより芽生え,多面的な保育の質の認識により強まり,保育への協力や感謝の気持ちにつながった.2つ目の連携,3つ目の相談は,継続的関わりにより保育士への安心感が芽生え,積極的情報交換により信頼感が強まった.家庭状況の理解という安心感により,連携や相談が実現し,子育てのパートナーとしての信頼感や子育てへの還元につながった.

  • ― 専業主婦における「ママ友」に対する捉え方を通して―
    木田 千晶, 鈴木 裕子
    子育て研究
    2020年 10 巻 15-28
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/10/20
    ジャーナル フリー
    本研究では、「ママ友」との関係が構築されるプロセスを通して、子育てをする母親らの「ママ友」という存在の捉え方を明らかにすることを目的とした。それによって、変わりゆく社会の中で母親たちが求める子育て支援のあり方を検討するための基礎資料を得る。対象者は、第1子を幼稚園に通わせた専業主婦である母親7名である。妊娠の判明から就学直後までの他の母親との関係を半構造化面接によって調査し、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。  その結果、4つのカテゴリー【存在を認識】【関係の質の判断】【自分の中での位置づけ】【関係の進展】及びそれに含まれる11のサブカテゴリー、32の概念が作成された。母親たちが「ママ友」という存在を捉えるとき、【存在を認識】することによって「ママ友」を意識し始め、多様な【関係の質の判断】をしながら、【自分の中での位置づけ】を行い、その後、【関係の進展】を経験することが認められた。母親らにとっての「ママ友」は、繰り返される関係構築のプロセスにおいて、その存在の捉え方が変化し続けることが示された。「ママ友」は、母親自身の子育て状況や周囲の環境の変化によって、ポジティブな存在にもネガティブな存在にもなり得る、決して安定した存在でないことが示唆された。
  • 権田 あずさ, 今川 真治
    保育学研究
    2013年 51 巻 1 号 73-82
    発行日: 2013/08/31
    公開日: 2017/08/04
    ジャーナル フリー
    本研究は,幼稚園という集団の場に初めて預けられる子どもに対して,母親が愛情表出を始めとする対児行動をどのように表出し,子どもを幼稚園へ送り出しているのかを,母子の分離場面となる幼稚園の登園場面を観察することによって明らかにすることを目的とした。(1)母親が登園場面で最も表出させた対児行動は世話行動であった。(2)母親は,登園してすぐの場面により多くの世話行動を表出し,子どもとの分離直前の場面に,より多くの愛情表出行動を表出した。(3)女児の母親は,男児の母親よりも,子どもと分離する直前に,多くの愛情表出行動と分離時に特有の行動を示した。(4)いずれの対児行動も,子どもが第1子であるか,子どもの月齢が小さい場合により多く表出される傾向にあった。
  • 吉野 純
    日本小児看護学会誌
    2014年 23 巻 2 号 25-33
    発行日: 2014/07/20
    公開日: 2017/03/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、「親の発達」という概念の構成要素を明らかにするとともに、子育て支援への適用可能性について検討することである。分析の方法はRodgersの概念分析のアプローチに基づき、属性、先行要件、帰結に関する記述について内容を分析した。「親の発達」の属性として、【関係の中で育まれる】、【子育てを通して生じる質的な変化】、【問題に取り組み乗り越える経験】、【子育てを通して進むプロセス】が抽出された。また、先行要件として、【個人の要因】、【個人を取り巻く環境】、【子ども、育児に対する意識】、【育児、家事行動】が抽出された。さらに、帰結は、【成長・発達感】、【自分の生き方を見つめる】、【人とのつながり】、【子どもの成長・発達】であった。分析結果から、「親の発達」の概念の定義とモデルケースを提示し、子育て支援において有用な概念であることが明らかになった。
  • 面接調査の結果から
    大嶽 さと子
    人間福祉学会誌
    2022年 21 巻 2 号 87-93
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/06/03
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では、育児期の母親がママ友をどのように意味づけているかについて、育児期の母親18名に対する面接調査を実施し、その意識モデルの構築を目指すために探索的な検討を試みることを目的とした。また、就業の有無によるママ友の存在の相違についても補足的に検討した。データから、ママ友を母親として必要不可欠なものとして肯定的に捉えるとともに、「一個人としての私」の友だちとして意味づけていると考えられた。同時に、関係の喪失を恐れ、ママ友に気を遣っている可能性も考えられた。就業の有無による相違点は、有職者の母親の特徴として、子育ての困りごとに関する情報の提供や実際に手伝うという道具的な側面にありがたさを感じていたことであった。今後は同一の調査対象者に現在の状況やママ友の意味づけを尋ねる面接調査を引き続き行うとともに、アフターコロナにおけるママ友関係が、コロナ前と比べてどのように変化したかについて検討する余地があろう。
  • 今井 麻美梨
    アメリカ研究
    2023年 57 巻 165-184
    発行日: 2023/03/25
    公開日: 2024/05/10
    ジャーナル 認証あり

    This study explores how a broader sense of citizenship was connected to behavior at home and the act of tasting food. How one should behave at home and how one tastes the food on the table not merely propagated the traditional domestic roles of women and class consciousness, but also defined membership in the New Republic from a deep stratum. Moving beyond the framework of women’s and gender history, this paper examines the role of the cookbook and its link to the controversy over who could be a befitting citizen of the New Republic.

    In the early 19th century, during the period of the expansion of civil society, Lydia Maria Child (1802–1880), a famous American female writer and social activist, published The Frugal Housewife: Dedicated to Those Who Are Not Ashamed of Economy([1829] 1830). The Frugal Housewife became a bestseller, but simultaneously, was an unusual recipe book. For the “poor” or “middling class” table, Child provided extremely thrifty recipes using animal heads, brains, organs, and even rotten ingredients. This chap and crude cuisine clearly differed from the recipes in other cooking manuals for wealthy middle-class wives. Not surprisingly, reviewers of the Boston literary society spoke ironically of Child’s book as “information at which a palate of tolerable nicety would revolt.”

    This study points out that the process of acquiring status as citizens offers a key to unraveling the essence of this strange recipe book. Focusing on The Frugal Housewife’s whole structure, principles, order, and context, it becomes apparent that it was not just a vulgar volume, but embodied a sensibility of citizenship identity that can be called a “taste of republicanism.” During a period of civil society reformation, Child attempted to redefine civic virtue through her cookbook and recreate civil society through the sense of taste. According to Child, her crude recipes expressed a sense of taste appropriate to citizens: for the 19th-century republican, this meant frugality, simplicity, industry, and self-made character.

  • 廃棄物資源循環学会誌
    2023年 34 巻 1 号 42-66
    発行日: 2023/01/31
    公開日: 2024/01/31
    ジャーナル フリー
  • 小児歯科学雑誌
    2015年 53 巻 1 号 95-191
    発行日: 2015/02/25
    公開日: 2016/02/25
    ジャーナル フリー
  • 小児歯科学雑誌
    2010年 48 巻 1 号 109-195
    発行日: 2010/03/25
    公開日: 2015/03/12
    ジャーナル フリー
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